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船橋・下総三山の七年祭りの寄付返礼にふなっしー手拭い 震災孤児支援にも

ふなっしーの手拭いを手に持つ田喜野井町会のメンバー

ふなっしーの手拭いを手に持つ田喜野井町会のメンバー

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 船橋市最大級の祭礼「下総三山の七年祭り」で知られる二宮神社(船橋市三山5)が10月初旬から、祭りの寄付の返礼品にふなっしーの豆絞りを渡している。

2種類のふなっしー手拭い

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 同祭りは、二宮神社と近隣の9つの神社が参加し、7年に1度(数え年で6年に1度)開催する安産御礼と祈願の祭礼。千葉県の無形民俗文化財に制定されており、期間中は10万人を超える人が三山地域に集まる。

 しかし、祭礼担当の理事が毎回頭を悩ませるのが寄付金集めだという。特に近年、慢性的な中小零細企業の不景気と大規模店舗の台頭で、地元の商店からの寄付が集まりにくいこと、数世代前には農業を営んでいた地主がマンション開発のために土地を手放したり、後継者が会社員として都内に勤務したりなど、コミュニティー自体も希薄になっていることなどが原因となっている。

 そうした中、田喜野井町会の渡辺義博さんは、二宮神社ともコラボしてお守りを制作したふなっしーに協力を求めることを計画。地元からはおおむね賛同されたが、一部には祭礼の寄付が商業行為のようになることを懸念する声も上がったという。

 ふなっしーは、著作権などの権利金を放棄し、集まった寄付金の一部を震災孤児を支援するNPO法人「みちのく未来基金」への寄付に充てることを条件に、コラボに応じた。

 同手拭いは、長さ約1メートル、幅約30センチ。ふなっしーをイメージした黄色と水色をベースに染め、中央にふなっしーのつぶらな瞳とおちょぼ口、頭についているヘタをあしらった。リボンにあたる部分には、同会の印をデザイン。赤と緑の2種類を用意する。

 手拭いは3,000円以上の寄付で返礼。制作費と寄付の差額を祭礼の経費に充てる。寄付の問い合わせ先は、寄付金事務局 柴田(TEL 047-404-4151)。

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