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船橋「まきの米店」が匝瑳市で田植え体験 生産者とコラボでコメ作り

手作業で田植え体験を行う参加者

手作業で田植え体験を行う参加者

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 船橋市の米穀店「まきの米店」(船橋市本中山)が毎年数回にわたって開催しているコメ作り体験が5月22日、匝瑳市の田んぼで行われた。

田植え体験を行う子どもたち

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 同社が行っているコメ作り体験は、いすみ市や匝瑳市の生産者や農協、行政と一緒になって行っている事業。田植え体験と稲刈り体験をそれぞれ数回ずつ行うことでコメ作りへの知識を深め、生産者と消費者の架け橋としている。

 手作業での田植えや稲刈りを体験させることでコメ作りに対する意識を高め、千葉のブランド米「ふさこがね」の認知度を高める目的もあるという。

 この日は30家族(団体)の100人近い参加者が、朝10時に匝瑳市の飯高寺近くにある田んぼに集まり、「ふさこがね」の新品種「匝瑳の舞」を植えた。この品種は、まきの米店を通じて船橋市内多くの小学校給食に使われているという。

 田植え体験では、地元のコメや野菜を使ったカレーライスやスティックセニョールやキュウリを丸ごと食べる野菜サラダ、みそ汁などが参加者らに振る舞われ、帰宅時に新玉ネギ、ピーマン、インゲン豆など千葉県産の旬な野菜セットが土産として手渡された。

 この日初めて田植えを体験した小学生は、「3本くらいの稲がお茶わん1杯分のおコメになるのはすごいと思った。田んぼには、カエルとかオタマジャクシとかザリガニとか、いろんな生き物がいて面白い」と感動した様子だった。

 田植え体験の後、日本最古の大学建立の地で国指定の重要文化財でもある飯高寺、通称飯高壇林とも呼ばれる日蓮(にちれん)宗の寺院を中心に総門、鐘楼、飯高寺講堂、鼓桜、法福寺、天神の森、飯高神社、妙福治など周辺施設も合わせて、地元の観光ガイドによる案内とともに訪ねるツアーも行った。

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