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船橋整形外科クリニックが無料講座 実業団選手の看護師が講師に

左から理学療法部部長・澤野さん、競歩選手であり看護師の吉住さん、理学療法士の熊谷さん

左から理学療法部部長・澤野さん、競歩選手であり看護師の吉住さん、理学療法士の熊谷さん

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 船橋整形外科クリニック(船橋市飯山満町1、TEL 047-425-5585)が10月30日、実業団選手でもある同院看護師が講師となり「競歩選手から学ぶ、健康ウオーキングセミナー」を開く。

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 同クリニックは、1989(平成元)年に有床の診療所として開院。現在は医療法人社団紺整会 船橋整形外科グループの中に、病院、クリニック、介護老人保健施設などもある。講師は、同クリニックで2018(平成30)年4月から看護師として勤務している競歩の実業団選手・吉住友希さん。

 吉住さんは千葉県君津市出身。君津高校で高校生のころに競歩を始め、卒業後は千葉県立保健医療大学を卒業。競歩では2019年に行われた「全日本50キロ競歩 高畠大会」の女子50キロ競歩では日本歴代2位の記録で初優勝。「パリ・オリンピック出場を目指している。競歩という種目をもっと皆さんに知ってもらえたら」とも。

 院長は白土英明さん。開院当初から「地域医療への貢献、スポーツ医療の推進、整形外科の専門的な高度手術の実施」を3つの柱とし、地域の整形外科として続けてきた。2017(平成29)年5月には外来専門の「船橋整形外科クリニック」を開設。1日1000人以上の外来診療とリハビリテーションは同クリニックで受け入れる体制へとシフトしてきた。

 外来専門の施設ができた当初から「今後は地域医療に力を入れ、予防講座などができれば」と考え、今年から講座を開いている。講座は、院内またはクリニック内の医師や理学療法士、看護師などが得意分野を生かして講師となり開講。

 講座を企画している同クリニックの理学診療部部長・澤野靖之さんは「各スタッフの得意な分野を把握するようにし、どんな講座が開けそうか、スタッフとコミュニケーションを取りながら企画している」と話す。「最近ではコロナ太り、コロナ疲れという声も多く聞く。一度こもってしまうと、体力や筋力が落ち、特に高齢者はそれだけで動けなくなってしまう。感染症対策がしっかりと取られた会場なので、オンラインでの開催ではなく、集まって開催する」とも。「当院で大切にしているのが、医療分野での地域貢献。医師や看護師、理学療法士など全員の得意分野を生かして貢献してきたい」

 11月27日の「ランニング講座」、12月4日の「KIDSランニング講座」では、小学生には速く走る方法を指導し、保護者には成長期に起きやすいランニング障害についての講座になるという。来年3月には「ゴルフ講座」も予定。

 参加無料。同院やクリニックへの通院履歴がなくても参加可能。

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