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シャッターアートで地域活性化 アーティスト7人が船橋市場のシャッターに描画

7人のアーティストがシャッターを彩る

7人のアーティストがシャッターを彩る

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 船橋市地方卸売市場の中にある山下商店(船橋市市場1)で現在、船橋市内や近郊で活躍するアーティスト7人が、シャッターに絵を描いて地域を活性化するシャッターアート活動を行っている。

丁寧に掃除し、インクが乗るように加工を施す

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 この活動を指揮しているのは、北習志野駅近くのシェアアトリエ「創作ルームLABORO」の齊藤鈴さん。船橋市場内にある駄菓子問屋「山下商店」の山下大八さんから、「閉まったままのシャッターも多く、元々市場は昼までの営業なので日中は閉まっていることが多い」と聞いたのがきっかけになったという。

 「一般の人も市場で買い物できることを知らない人が多い。アートを通じて市場を知ってもらったり、市場に来るきっかけになったりしてもらえたら」と斎藤さん。「アートの力で街を元気にしていきたい」とも。同アトリエを利用するアーティスト7人に声を掛けシャッターアート活動を始めた。

 市場関係者は「船橋市場内には店舗・倉庫などを合わせて300枚以上はシャッターがあるが、ほとんどが無地で、アートを施している事業所は1社くらい」と話す。

 「営業時間後は、シャッターは閉まったまま。せっかく来店してくれたお客さまに何かできないかと以前から考えていた」と山下さん。シャッターアート作業を見た市場内事業者から、既に数件の問い合わせが寄せられている。11月の完成を目指し、仕上げに向けて子どもたちとのワークショップなども想定しているという。「シャッターを使って明るい街づくりに貢献していきたい」と斎藤さん。

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