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「船橋コーヒータウン化計画」発起人が環境に関する勉強会 エコ包材について

左から小林さん、梶さん

左から小林さん、梶さん

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 「船橋コーヒータウン化計画」メンバーが経営するコーヒーショップ「Philocoffea(フィロコフィア)」(船橋市本町2)の共同代表で、「ラダー」代表でもある梶真佐巳さんが10月18日、「市場カフェ」(市場1)で市内の個人飲食店経営者らを対象に「環境に配慮したカフェグッズ」に関する勉強会を開いた。

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 梶さんは「なぜエコ素材のものを使うのか。飲食店として環境問題や社会にどう貢献していくかを考えていかなければならない。そういうことを考えるきっかけとなる場を提供したかった」と話す。梶さんはコーヒーの収益の一部をコーヒー生産国の貧困化をなくすことを目的とした活動に充てている。

 同日はエコカップなどを扱う「カフェグッズ」(東京都町田市)の小林智也さんを講師として招き、市内の飲食店経営者ら8人が参加した。

 小林さんからはプラスチックカップが日本で広まった歴史や、台湾ではプラカップは禁止されていることなどの話があり、参加者らは熱心に耳を傾けた。植物由来の生分解性プラスチックである「PLA」を使ったカップや、リッド(ふた)の特性などの説明もあった。

 勉強会終了後、参加者から「PLAカップなどを導入した場合の店舗としてのデメリットは?」「カップなどが大量に余ってしまった場合の保存方法や傷み具合は?」などの質問があった。「コストはかかっても、一事業者として環境のために取り入れていきたい」「エコカップの特性などを知ることができて勉強になった」「改めて環境について考える貴重な時間になった」などの感想も聞かれた。

 「ただ商品を売るのではなく、そのものの価値を上げていくために総合的に考えていかなければならない。環境問題に対してもどう取り組むか、SDGsの考え方でもある『できることから少しずつ』という気持ちが大事。今後も勉強会を続けて意識を高める場を提供していきたい」と梶さんは言う。

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