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船橋に私設ギャラリー「ヘイロク」-店名は漁師街の屋号そのままに

ギャラリーが他にない旧市街地の住宅街にポツンと存在感のある建物が登場

ギャラリーが他にない旧市街地の住宅街にポツンと存在感のある建物が登場

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 船橋駅南口、本町3丁目の旧市街地エリアに12月7日、私設ギャラリー「ヘイロク」(船橋市本町3、TEL 047-411-7769)がオープンし、試験的に営業を始めた。

試験的な運用が始まったギャラリー(関連画像)

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 店名「ヘイロク」の由来は漁師町特有の屋号「平六」から。オーナーの松本正久さん(49)は父の代まで漁師の家系。松本さん自身は地元の美術専門学校「ふなばし美術学院」卒業後、展示ブースやテレビセットなどの設計デザインや空間設計の仕事に就いたため漁師を継がなかった。

 しかし、3年前に父が他界。一人残された母を近くで見守りたいという気持ちから設計の仕事を辞め、ギャラリーの運営一本に絞るため父の作業場だった倉庫を改築しギャラリーとして開設した。

 建築は知り合いの施工会社に依頼し、内装は自身で担当。普段は顧客の要望に沿ってデザインし、これまでにいくつもの店舗を手掛けたというが、自らの手で内装まで行ったのは初めてという。

 ギャラリースペースは19平方メートル。打ち合わせスペースやスタッフ専用スペースを合わせると45平方メートルになる。「学生のころからぼんやりとギャラリーを運営してみたいと考えていた」と松本さん。「オープンスペースとして多くの方に利用してほしい」とも。

 1月末までに、さらにリフォームを行い展示棚などを整備。公式ホームページや細かな規約などを整備して2月ごろから本格的に始動する予定。2月以降の展示会については未定。利用料に関しても、周辺エリアの価格帯を加味した上で、多くの人が利用しやすいような価格を設定するつもりという。

利用可能時間は10時30分~18時30分。月曜定休。

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