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船橋「鈴木米店」、代替わり機にリニューアル-新店主は24歳女性

4代目店長に就任した鈴木利枝さん

4代目店長に就任した鈴木利枝さん

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 馬込十字路そばの「鈴木米店」(船橋市馬込西1、TEL 047-439-1250)が10月1日にリニューアルオープンし、時期を合わせて4代目経営者に世代交代した。

若い世代でも入りやすいカジュアルなイメージに一新した外観(関連画像)

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 1953(昭和28)年創業の同店。4代目・鈴木利枝さん(24)の就任を機に古かった店舗を一新。それまで2種類しかなかった米の種類を、全国から取り寄せた15種類に増やした。
 外観も、若い世代でも入りやすいカジュアルなイメージに一新。米のギフトセット販売も始め、結婚式や出産などのちょっと変わった贈り物として提案している。

 学生のときから食品の世界で働く事を目指していた利枝さん。短大ではフードコーディネーターや栄養士の資格も取得した。
 卒業後は一時アパレル業界に就職したが、夢を捨てきれず、父がリフォーム業の経営に専念するのをきっかけに4代目として跡を継いだ。それまでは来店客の年齢層も高く近隣の常連客がメーンだった同店。「米は老人の食べ物というイメージが強いが、若い人にも好きになってもらいたかった」と利枝さん。

 アパレル業界での経験を生かし、壁は外から店内の様子が見えるガラス張りにした。そのほか、来店客の要望をヒアリングする為、広めのカウンターを設けるなど、店舗のイメージアップに努める。子連れのママや高齢者でも気軽に購入できるようにと、以前は5キロからの販売だったものを1~3キロからに変更した。

 店頭に並べる米は全て1等米の玄米。購入時にその場で精米するのが同店の特徴。粘りがあり、味が濃いおかずの時には「宮城 ひとめぼれ」(1キロ440円)、粒が大きくふっくらとしている「千葉ふさこがね」(1キロ380円)、特有の甘味と粘りを持つ「新潟コシヒカリ」(1キロ520円)などを扱う。

 「食感がいいもの」「甘味があるもの」など、要望を伝えれば来店客の好みに合わせて一番いい米を提案する。「これからもお米の良さを地域の人に伝えていきたい」と利枝さん。

 営業時間は10時~17時30分。日曜・祝日定休(今月30日~1月9日は休み)。

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