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船橋市三山の二宮神社で「お舟流し」-毎年7月15日に行う伝統行事

お舟流しを行う参拝客

お舟流しを行う参拝客

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 船橋市三山の二宮神社(船橋市三山5)で7月15日、伝統行事の「お舟流し」が行われた。

二宮神社でのお舟流しの様子(関連画像)

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 社殿が船橋市の有形文化財として指定されており、鎌倉時代まで歴史をさかのぼることができる藤原氏ゆかりの同神社。

 同行事は、敷地内にある「御手洗池」から出る細い小川に、すすきの船に笹の枝を立て小さな紙垂(しで)を結んだお舟を浮かべて流すもの。

 合祀(ごうし)されている藤原時平の子孫、左遷となった師経などが乗った舟が11月13日にこの地に到着し、その一部の人々が翌年の7月15日にこの地から帰還したことに由来する。以降、毎年7月15日に行われている。

 月次祭の祭礼の後、宮司と氏子代表により本殿の谷側にある小川に舟を組み立て、宮司による祈とうを行った。舟は朽ちるまでそのままにしておくという。

 「こんな行事があるのは知らなかった。歴史ある行事を大切にしていきたい」と参拝した女性。

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