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船橋のケーキとパンの店が焼き菓子で復興支援 熊本産のクリを使って

焼き菓子を手にする鈴木俊介さん

焼き菓子を手にする鈴木俊介さん

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 船橋の商店会「ビアーレきたなら」の一角にある「ケーキとパンの店 ソレイユ」(船橋市習志野台2、TEL 047-440-8181)で5月上旬から、熊本産のクリを使った焼き菓子を販売している。

店舗外観

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 熊本地震が発生した後、同店が入る商店会「ビアーレきたなら」では商店会を挙げて義援金を募った。5月末に商店会としての募金をいったん終了し、集まった義援金は日本赤十字社千葉県支部船橋市地区の窓口となっている船橋市役所へ納めた。

 その後、同店のオーナーシェフ・鈴木俊介さんは「これで終わりにせず、まだ自分でもできることが何かあるはず」と考えたという。そこで、食材仕入れ業者に熊本産の素材がないかを確認したところ、熊本産のクリをペースト状にしたマロンピューレがあることが分かり、それを使った商品を開発した。

 5月上旬か同素材を練り込んだ焼き菓子「大粒まるごとマロン」(250円)を販売。ギフト用セットも用意し、贈答用として何十個も購入していく客もいるという。同商品の売り上げの一部は、義援金として鈴木さんが船橋市役所に届ける。

 鈴木さんは福島県出身。2014年12月に同店をオープンした後、「東日本大震災後、大変な中で頑張っている東北に向けて、復興支援として何か自分にできることはないか」と、今もパンや焼き菓子、米粉パンの原材料となる小麦やコメを、可能な範囲で福島や岩手から仕入れているという。「熊本地震が発生した後も同じ発想で、少しでも力になれるはずと思った」と振り返る。

 「くまもとあんぱん」も販売し、同様に売り上げの一部を義援金に回す。レジ前には手作りの義援金ボックスも設置。「小さなことでもいいから、まずは自分のできる範囲でやれることをやろうと思う。日本中の人が1人1円ずつでも募金したらすごい額になるように、たくさんの人の力が集まれば大きな物になると思う」と、鈴木さんは力強く話す。

 「人が集まる機会をつくって支援活動をすれば、もっと義援金も集められるのではないかと思い、北習志野エリアで店舗を経営する知人らとともに北習志野を盛り上げるコミュニティーを結成しようと考えている」とも。

 営業時間は10時~19時。第2火曜・水曜定休。

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