飯山満小学校(船橋市飯山満町3)で8月25日、子ども向け職業体験イベント「しごと旅行」が初めて開催され、11団体・企業の用意した職業体験ブースに小学生129人が参加した。
11団体13職種の専門家が子どもの職業体験に協力した(関連画像)
「しごと旅行」は、市内で子育てママのサークルを主催する3歳児のママ・藤城知穂さん(28)が実行委員長となって企画し、市内外で同じく子育てを行っているママや飯山満小学校の「おやじの会」がボランティアスタッフとして協力し行われた。
「子どもたちに大人が真剣に働くかっこいい姿を見せたかった。同じ子育て世代のママとして頑張っている大人の姿を子どもたちに見せてあげたかった」と藤城さん。
市内で活躍する11団体・企業が職業体験ブースを用意し、同小を中心とした近隣小学校に呼び掛け参加者を募った。事前予約の上、集まった参加者129人は、それぞれ申込時に5つの職業体験希望を提出。実行委員会側で集中や重なりなどを考慮したうえで3つの職業体験に割り振った。
この日職業体験が行われたのは、自衛隊(習志野空挺団)、消防士(船橋市消防局)、警察官(船橋警察署)、花屋(フラワーショップえん)、配 送員(パルシステム)、パティシエ(藤田承紀さん)、美容師(ユニバーサルビューティーカレッジ)、保育士・助産師(浜町保育園・南本町子育て支援セン ター)、カメラマン・アナウンサー(JCN船橋習志野)、介護士(コンフォートケア)、ダンサー(千葉ジェッツ)の11団体13職種。
当初、「小学生の子どもとあまり接する機会が無いのでいろいろな事が心配」と不安な気持ちを漏らしていた藤城さんだったが、イベントを終え、「予想以上に教室間の移動や職業体験のブースが手際よく回った。大成功だった」と振り返った。
次回開催は未定。同実行委員会担当者は「うちの小学校でもやってほしいというニーズがあれば協力は惜しまない。できれば学校単位で実行委員会を組織して、学区内の商店に協力してもらう形で地域に根を張って職業体験の輪を広げていきたい」と話す。