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船橋「犬が店長」の駄菓子屋が5周年-バイク屋の一角で営業続ける

志枝さんに抱かれるハナ子店長

志枝さんに抱かれるハナ子店長

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 船橋市金杉9丁目交差点近くのオートバイ専門店「岡商会」(船橋市金杉9、TEL 047-439-7170)の一角を借りて開店した「駄菓子屋ハナ子」が、間もなく5周年を迎える。

店内は約4坪、100種類の駄菓子が子ども心をくすぐる(関連画像)

 オープンは5年前の2008年7月。「店長」を務めるは、犬のハナ子(6)。ハナ子は、岡商会のおかみさん・岡志枝さん(64)と高根小学校の登下校を見守るスクールガード活動を平日の日課としている地元の人気者。そのため、5年前のオープニング時には、「開店待ちの行列ができたという。

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 ハナ子は、店長にもかかわらず「店番が大の苦手」(志枝さん)。来店を告げるアラームを聞いても一向に動くそぶりを見せず昼寝をしていることが多く、家主の岡商会ご主人・岡松夫さん(65)や志枝さんが「代わりに接客・対応することが多い」という。

 人懐っこく、子どもと老人が大好きだというハナ子店長を尋ねて平日夕方になると多くの小学生が来店するが、これまで店の宣伝は一切したことがないという。「子どもたちにとって多くの人が知っている場所よりも隠れ家のような場所の方がワクワクするみたい。『ちょっと見付かりにくい場所にあったほうが逆に流行(はや)るんだよ』って駄菓子屋経営の先輩に教わったの」と、志枝さんは笑顔でその理由を語る。

 店内の商品はおよそ100アイテム。同店周辺には「子どもたちが下校後に遊びに行ける場所がなかった」というのが開店理由で、岡商会の一角、約4坪のスペースを利用してオープンした。開店してから、岡さん夫婦はハナ子店長と共に各地の駄菓子屋を視察して回り、駄菓子屋経営について学んできたという。

 「トイレは家で済ませてからきてください」「ゴミはゴミ箱にすてる」など店内の張り紙が5年間の経験を物語る。さまざまな人に教わって身に付けてきた駄菓子屋経営のノウハウで継続経営を目指している。平日、学校が終わった時間に同店を訪問すると子どもたちの笑顔とともにハナ子店長の眠そうな接客を見ることができる。

 営業時間は、10時~18時(11月~3月は17時まで)。土曜定休。

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