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船橋・浜町商店会で「子ども食堂こっこ」 昔ながらのコーヒー店で

同開催で協力した仲間

同開催で協力した仲間

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 船橋市南部、大型商業施設の立ち並ぶ浜町エリアで8月20日、地域の母親たちと宮本中学校のおやじの会が協力して運営する「子ども食堂こっこ」が喫茶店「Cafe五番街」(船橋市浜町1)で開催された。

「Cafe五番街」マスターの牛垣さん

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 「こども食堂こっこ」は、子育てが一息ついた主婦の笹田明子さんが発案。場所を確保するため、浜町商店会で昔ながらの面影を残した喫茶店「Cafe五番街」マスターの牛垣雅志さん(52)に相談。「地域の役にも立つし、何よりかねてから夢だった、子どもからお年寄りまで集える駄菓子屋みたいな店がやりたいというコンセプトにも近い。地域の人に役立つのだったら」と快諾。

 毎月1回程度、地域の小中学校の行事と重ならないように調整し開いてきた。今回で5回目。毎回、笹田さんの仲間以外にも牛垣さんの友人でボランティア仲間の宮本中学校のおやじの会から3~4人、笹田さんの子どもの友人など20代前半の男女が集まる。

 今回は63人が子ども食堂に集まり食事を取った。「孤食を解消したい。みんなで楽しく食事ができる環境をつくりたい」という笹田さんの思いに打たれ、回を重ねるごとに遠くからも参加者が訪れるようになったという。

 タウン誌などの地元メディアの取材も入り、学校や自治会の協力も得られるようになった。今回は、千葉大学付属中学校から「地域の活動に参加し、リポートを書きたい」「子ども食堂の活動を取材して紹介したい」と地元中学生が取材に訪れるなど活動が認知されてきた実感もあるという。

 「普段は休みの日曜日、店を有効に使ってもらえるのでこちらとしても助かる」と店を貸す牛垣さん。店頭でコーヒーを子ども食堂価格で提供。チャリティーボックスも設置して積極的に活動を支援している。

 開催は月1回程度。12時~15時。次回は9月24日を予定。

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