東武アーバンパークライン・馬込沢駅東口前に12月4日にオープンする医療モール（鎌ケ谷市東道野辺7）で 同1日～3日、無料見学・内覧会、相談会が開催された。

「馬込沢うすくら歯科」の薄倉院長

　新築ビルの店舗面積47坪の1階には歯科と薬局が入り、店舗面積40坪の2階には内科・外科クリニックが入居する。

　1階には一般歯科、小児歯科、口腔外科、矯正歯科の「馬込沢うすくら歯科」（TEL 047-497-8461）がオープン。院長・薄倉勝也さん（35）は生まれも育ちも船橋市。

　薄倉さんは「実家は農家で、子どもの頃は将来は農業をするものと思っていたが、祖父が口腔がんになり、千葉大学口腔外科で治療をしてもらったのが歯科医を目指すきっかけになった」と話す。薄倉さんは、日本大学松戸歯学部を卒業後、千葉大附属病院に9年間勤務。口腔外科を専門に学んできた。

　「自分が学んだことを地元に還元したい。アニメーションなどを使い、患者さんに分かりやすく説明し、治療していく」と抱負を話す。

　院長の妻で副院長の優美さん（35）は日本大学松戸歯学部卒業のインプラント専門医。優美さんの父であり、同院歯科医師の加藤仁夫さん（66）は、日本におけるインプラントの権威の一人という。「やみくもにインプラントを勧めるのではなく、患者の生活に合わせた最良の治療を提案していきたい」と加藤さん。

　院内にはキッズスペース、ファミリールーム、特別診療室を備える。ベビーカーや車椅子でも院内に入れ、「特別診療室」ではインプラント手術のほか、時間のかかる治療などに対応する。

　同ビル2階には内科・外科の「さいきクリニック」（TEL 047-439-3929）が入居。院長の齋木仁さん（57）は群馬大学医学部卒業後、外科医として病院勤務し、1994年からは船橋総合病院に勤務。現在は船橋市在住で、開業にあたり近くの物件を探したという。

　風邪、花粉症、高血圧症など、身近な諸症状に幅広く対応するという。超音波検査、内視鏡検査の設備を整え、日帰りの皮膚腫瘤、肛門疾患などの手術も可能。齋木さんは「あってよかったと思ってもらえるようなクリニックを作っていきたい」と話した。

　近隣地域に住んでいる60代女性は、「この辺りにはクリニックや病院が少なかったので本当に助かる。小児科耳鼻科なども入居してくれるとますます重宝する」と笑顔を見せる。

　休診日は、馬込沢うすくら歯科＝日曜日・祝日、さいきクリニック＝水曜午後、日曜・祝日。