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船橋・シャネル化粧品研究所長が講座 スキンケアの正しい知識伝える

講座の様子

講座の様子

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 船橋市役所6階の会議室で2月22日、シャネル化粧品技術開発研究所(船橋市山手1)の所長・安藤信裕さんが「皮膚科学概論~冬場の乾燥をどのように防ぐか~」と題した講座を行った。

皮膚の老化 双子の写真(関連画像)

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 「シャネル」が研究所を設置しているのはフランスと米国と日本の3カ国のみ。船橋には2004年4月に開設し、国内では唯一の研究所になる。安藤さんは「船橋で開発された商品が世界に流通していくなんて誇らしいこと」と話す。

 安藤さんは英国ウェールズで角質研究に携わり、皮膚科学をもとに化粧品開発に長年関わってきた。講座では専門的見地から化粧の役割、化粧の心理的効用、化粧品の定義などを説明し、スキンケアの有用性、皮膚の機能、皮膚の役割や真皮から基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒(かりゅう)層、角層の4層構造について解説した。

 「角層がバリアーの役割を果たしているので、正常な角層を保つことが大事になる。スキンケアの最大の役割は正常な角層を作ること」と安藤さん。皮膚のかゆみについては、「水分がなくなることでかゆさが生じる」といい、足が乾燥してかゆくなる場合は「風呂上がりすぐにクリームを塗り、ソックスをはいて寝ることを3日間続けてほしい」と具体的にアドバイスした。

 同じ遺伝子の双子の写真を比べ、シワの状態の違いが光に当たった時間の違いであること、自然老化と紫外線以外の環境要因で進む老化、紫外線による光老化があることを説明。手荒れについては、食器洗いなどのときは洗剤で手の油分まで洗い落としてしまうことから、ビニール手袋着けるよう勧めた。

 この日は市内在住在勤の70人が参加。70代女性は「お風呂に入ると足がかゆくて困っていた。今日聞いたアドバイス通り、実践してみようと思う」と話した。

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