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船橋・小室公園で「小室夏まつり」 昨年に続き開催、今年は「おとなみこし」も

櫓を囲み、盆踊りを楽しむ来場者

櫓を囲み、盆踊りを楽しむ来場者

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 北総線小室駅近くの小室公園(船橋市小室町)で8月17日・18日、昨年に続き「小室夏まつり」が開催され、延べ8000人以上が訪れた。

夜空を彩る500発の打上花火=船橋・小室公園で「小室夏まつり」 昨年に続き開催

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 地域の連絡協議会や青少年育成会などで結成される「小室夏まつり実行委員会」が主催し、豊富地区社会福祉協議会副会長の村田恒夫さんが実行委員長を務めた。スローガンには「つなげよう明日へ! 拡(ひろ)げよう小室の輪! 小室の夏まつりを深掘り、伝統をつなげよう!」を掲げた。「古くから地域で愛されている祭り。今年も暑い中たくさんの人が来てくれた」と村田さんは話す。

 17日夕方、村田さんが開会を宣言して祭りがスタートすると、約30人の子どもたちが担ぐ「子どもみこし」が会場に到着し、見物客が「わっしょい」の掛け声で盛り上げた。

 夜には500発の花火が打ち上げられ、来場者は上空を見上げて迫力ある花火を楽しんだ。連発で打ち上げる「スターマイン」が披露されると、会場は拍手と歓声に包まれた。打ち上げ花火終了後も会場にはダンスミュージックが流れ、老若男女問わず櫓(やぐら)に上がり、踊るなどして楽しんだ。

 翌18日には「おとなみこし」が行われ、地域の大人たちが力強くみこしを担ぎ、祭りをさらに盛り上げた。

 両日とも、昼から小室や近隣地区から飲食店や青少年団体など21店が出店する飲食ブースを設けたほか、5年ぶりに組まれた櫓をステージとして小室在住の歌手による歌唱やばか面おどり、和太鼓演奏、櫓を囲んでの盆踊りなど、さまざまなイベントを繰り広げた。

 地元・小室町から子ども連れで訪れていた母親は「昨年に引き続き子どもと一緒に祭りを楽しむことができた。お祭りも花火も長く続いてほしい」と話し、子どもたちからは「花火がきれいだった」「大きいのと小さいのがあって、もっと見たかった」などの感想が聞かれた。

 2日間の祭りを終えて、村田さんは「猛暑の中での開催だったが、地域の皆さんの多大な協力もあり大成功の実感がある。2日目の新企画『おとなみこし』も盛況だった」と振り返り、「明日へつながる、広がる小室の輪を実感できた」と充実した表情を見せた。 

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