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市立船橋出身のパリ五輪バレー女子代表・小島満菜美選手、アメリカ移籍を報告

小島満菜美選手と松戸徹市長

小島満菜美選手と松戸徹市長

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 市立船橋高校出身の女子バレーボール日本代表選手・小島満菜美選手が9月2日、「パリ2024オリンピック」に出場したことを松戸徹市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所を訪れた。

「後悔のない努力をすることを意識している」と話す小島選手

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 小島選手は高校卒業後、青山学院大学に進学し、その後NECレッドロケッツに入団、2023-2024シーズンはキャプテンを務めた。「代表に選ばれるのは本当に大変だった。昨年9月には代表から落選してサービスレシーブが課題と言われていたので、そこをとにかく頑張った」と経緯を話す。オリンピックではリベロとしてチームを盛り上げた小島選手。今年秋からはアメリカのリーグ・ワン・バレーボールに移籍し、ソルトレイク所属になることが決まっている。

「高校時代は、スキルだけでなく人間としても成長できた。チームプレーなので、心配りや相手に対する思いやりなどを学んだ」と振り返る小島さん。当時の監督の浅井学さんは「高校時代からみんなに積極的に声をかけたり、リベロなので全体を俯瞰(ふかん)して見ていたので、(小島さんに対して)『監督、お願い』と言ったりしていた」と話す。「技術面以外でも十分にオリンピックでは発揮していたので、今後に期待している」とエールを送った。コーチの国沢智美さんは「下級生の時も先輩に意見をどんどん言っていた。監督からも『監督』と言われるほど。オリンピックでも中心になって指示出しをしていて、影響のある選手だと思う。アメリカに応援に行きたいくらい」と話す。

 オリンピックを振り返り、小島選手は「独特の雰囲気で、ギアの上げ方が違う。個人ももちろんだが、チームの強さが大事だと強く思った」と話し、「アメリカのチームの監督は、スキルだけでなく人間性を見て選んでいる人なので、このチームにはどういう人がいるのか学びたい。人間として成長し、一緒にやってほしいと思われるような選手になりたい」と目標を話した。

 松戸徹市長は「諦めずに球を追う姿が素晴らしかった。スキルを高めてさらに頑張ってほしい」と話し、松本淳教育長は「オリンピックはドキドキしながら楽しんだ。頑張る姿は子どもたちの励みにもなる。これから先もまだまだあるので期待している」とエールを送る。

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