
ふなばしアンデルセン公園北ゲートの近くにある「JAいちかわ船橋梨選果場」(船橋市豊富町)で7月28日、「船橋のなし」が今シーズン初出荷された。
同選果場には船橋市北西部を中心としたナシ生産者のナシが集まり、地域の農家たちが共同で選別を行い、ナシを出荷する。
同日は、農協に出荷する農家のうち17軒の農家から「幸水」が集まった。JAいちかわ経済部船橋経済センター副調査役の中村幸一郎さんは「今日集まったナシはまだ小ぶりなものも多い。ナシは玉が大きいものが好まれる傾向もあり、そういうナシもそろう盛りは8月10日ごろになるだろう」と話す。
同日にナシを納めた市内生産者の一人、鈴木明道さんは「今は小ぶりなスタート。梅雨時期に雨が少なかったこともあって、とても濃密な味になっている。いつも以上に甘い」と出来栄えについて話す。「災害リスクや価格高騰など大変なこともいろいろあるが、今日こうして無事に収穫時期を迎えられ、出荷もでき、正直ホッとしている」とも。
JAいちかわ船橋梨選果場運営委員会の委員長を務める玉井由孝さんも「いつも以上においしいナシになっている。ぜひ多くの方に食べていただきたい」と呼びかける。