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船橋・海神公民館近くに「保護猫カフェ花音」

閑静な住宅街にある「保護猫カフェ花音」

閑静な住宅街にある「保護猫カフェ花音」

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 「保護猫カフェ花音(かのん)」(船橋市海神6)が京成線海神駅から徒歩5分、住宅街の一角にオープンして、7月30日で1カ月がたった。

左からスタッフのかえさん、店長のみゆきさん、理事長の今村さん

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 一軒家の1階にある同店は約15坪。旬の野菜を使ったフードやドリンクを提供する「カフェ花音」と、猫と触れ合ったり、「迎え主」を募集している猫を探したりすることができる「かのんの森」から成る。

 一般社団法人「felineととの森」理事長の今村瞳さんが「猫好きの人もそうでない人も楽しめる空間を」という思いで開設した同店。もともと「保護猫カフェ ととの森」として2016(平成28)年から6年間、ゆめまち習志野台モール(習志野台8)で多くの猫と人をつないできた。

 諸事情によりカフェ閉店を余儀なくされ、保護猫の存在をより多くの人に知ってもらう場を探していたところ、卒業猫で店名の由来でもある「かのん」の迎え主から、「自宅を保護猫たちのために活用できないか」と声がかかったという。クラウドファンディングで620人の支援と応援を受け、新たなスタートを切った。

 住宅リフォームと不動産の仕事経験がある今村さんが自ら考案した内装は、猫のイラストが描かれたフィルムが貼られた窓や猫のステンドグラスなどで彩る。4人掛けテーブル5卓と2人掛けを合わせて24席を設け、イベント時に使える小さなステージも設ける。

 メニューは、薬膳カレーやキーマカレー、ボルシチ(以上1,200円)のほか、「季節のパフェ」(1,000円)、「昔ながらのプリン」(500円)などを用意。カフェラテアート(550円)は猫のイラスト2種類を用意する。生ビール(600円)などアルコール類も提供し、「昼飲み」もできる。

 常連客などにヒアリングしながら2カ月ごとに季節のメニュー考案し、8月31日までは子ども向けのメニューとしてホットケーキや冷やしうどんを提供している。

 猫と触れ合えるスペース「かのんの森」はの入場料は、30分=800円、60分=1,500円(土曜・日曜・祝日は400円追加)。5匹の猫が出迎える。

 「小さいお子さまのいる家庭やシニアの方を含め、地域の人の力になれれば」と今村さん。今後は、子ども向けに英語を学びながらお絵描きを学ぶ教室や猫のケアの講習などの企画やイベントを計画している。

 営業時間は、10時~13時30分、15時30分~19時。水曜・木曜定休。

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