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イオンモール船橋で「ふなロケ企画展」 市内でのロケ風景などパネルで紹介

イオンモール船橋での展示の様子。会場によって展示内容は少し変わるという

イオンモール船橋での展示の様子。会場によって展示内容は少し変わるという

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 企画展「ふなばしロケーションズ“ふなロケ”」が現在、イオンモール船橋(船橋市山手1)3階フードコード入り口付近で行われている。

観光プロモーション係の山本さん

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 「ふなロケ」は、市職員が映画やドラマ、バラエティー番組などさまざまな撮影を円滑に進められるよう支援する事業「ふなばしロケーションズ」のことを指す。同事業は2015(平成27)年、ふなばしロケーションガイド「ふなばし撮ぉりゃんせ」として当初は広報課で立ち上がり、2021年には経済部商工振興課観光プロモーション係が所管する形で「ふなばしロケーションズ」に名称を変え、現在に至っている。

 同展は今年で7回目。「ふなロケ」の事業が始まってからは今年で10年目に突入している。今年の企画展では、これまでのロケ支援の中で集まったロケ風景の写真や俳優陣によるサイン色紙、ロケの裏話などをパネルで展示する。

 近年では船橋市役所本庁舎が初めてメインロケ地の一つとなった、広瀬すずさん主演のTBSドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」、船橋出身の俳優・綱啓永(つな・けいと)さんが出演し、船橋市役所で撮影した映画「女神降臨Afterプロポーズ編」などの作品に関する展示もあり、ロケ撮影当時のことが垣間見られるよう工夫を施す。

 制作社などから「ふなロケ」への問い合わせは2022年度には年間で397件だったものの、撮影に至ったのは、映画・ドラマ=18件、その他の撮影=35件という結果だった。2024年の問い合わせ件数271件で、映画・ドラマの撮影=18件、そのほか=25件、合計43件が成立した撮影となった。

 同係の山本大輔さんは「互いの諸条件があるので、問い合わせのうち、実際に撮影が決定するのは相談件数の1割程度。ロケハン(制作スタッフや監督による現場の下見)に一緒に行っても、ロケハン後に『ちょっとイメージと違った』となってしまうような場合もゼロではない」と振り返る。

 同事業では船橋市内でロケができる民間施設のロケ地登録も募集している。現在は、カフェなどの飲食店や競馬場なども含め24カ所が登録されている。「必ずしもきれいな場所や新しい場所である必要はない。空き地などでも需要があればマッチするかもしれないし、制作側は『天井が低くて狭い部屋』というような場所を探しているような場合もある。登録してもらうだけで、ロケ地の候補として紹介しやすくなる」と山本さん。ロケ地登録は随時、受け付けている。

 イオンモール船橋での展示は8月11日まで。今後、本年度内に市内11カ所とイオンモール幕張新都心で開催する。

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