![ハドルを組む選手たち](https://images.keizai.biz/funabashi_keizai/headline/1527504199_photo.jpg)
横浜アリーナ(横浜市港北区新横浜3)で5月26日、Bリーグチャンピオンシップ(CS)決勝戦が行われ、天皇杯との2冠を目指していた千葉ジェッツふなばしは、アルバルク東京(A東京)に60対85で敗れ、優勝杯を手にすることができなかった。
第1クオーターは互角な戦いで進んだが、徐々にA東京のリズムになり、特に後半戦は流れを変えるきっかけがつかめないままリードを許す形で試合終了を迎えた。小野龍猛選手は「自分たちのペースに持ち込めず、コート上でももっとハドルを組んで修正できれば良かったが、後半に我慢し切れなかったところで弱さが出てしまった」と話している。
BBリーグは2年目を迎え、千葉ジェッツふなばしは昨季かなわなかった天皇杯との2冠を目指してここまできた。レギュラーシーズン60試合を戦い、今季は東地区で優勝し地区トップでCSに上がり、CSは準々決勝、準決勝を船橋アリーナで戦い、同日を迎えた。
A東京は同地区で、今季は2位上がり。今季リーグでA東京は唯一千葉ジェッツが負け越している。苦手意識があったのか、石井講祐選手は「相手のプレッシャーで自分たちのやりたいことができず、ディフェンスにもそれが影響してしまった」と話す。
クラブ代表の島田慎二さん、船橋市長の松戸徹さんからもブースターや市民への感謝のコメントが発表された。「来季に向けての課題が見えた試合でした」と話す大野篤史ヘッドコーチは、パートナー企業やブースターへの感謝の気持ちも明かした。
千葉ジェッツファンで、日頃会場のモップがけを担当している2人組・生澤昴衣子(いくざわあいこ)さんと木原まどかさんは、昨年9月からKMG(ジェッツ高速モッパーガールズ)を結成。「今までスタッフとしてチームを見てきたが、今日は選手の戦っているところをじっくり見られて感動した。負けたことは悔しかったが、この舞台に立っているところを見られたことがうれしかった」と話した。
チャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)には、田中大貴選手(A東京)が選出された。
同日の来場者数は1万2005人。両チームともチームカラーが赤。会場は赤一色に染め上げられていた。