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日大・東邦大で小学生向け「ふなっこ未来大学」 理科の楽しさ伝える

入浴剤を用いて水槽に火砕流を再現する実験。「どうしてこうなったか」予想の声が飛び交った=日大・東邦大で小学生向け「ふなっこ未来大学」

入浴剤を用いて水槽に火砕流を再現する実験。「どうしてこうなったか」予想の声が飛び交った=日大・東邦大で小学生向け「ふなっこ未来大学」

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 船橋市と近隣大学が連携して行う小学生のための講座「ふなっこ未来大学 Funaversity(フナバーシティ)」が、日本大学船橋キャンパス(船橋市習志野台7)で8月19日・20日、東邦大学習志野キャンパス(三山2)で8月22日~28日、それぞれ開かれた。

花崗岩を用いて地震発生の様子を知る実験。スマートフォンで実験の様子を撮影する児童もいた=景日大・東邦大で小学生向け「ふなっこ未来大学」

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 同講座は、近隣に理系の学部がある大学が複数存在する船橋市の特色を生かし、化学・技術・工学などの理数系分野の実験講座を市内小学生に向けて開いているもので、今年で3回目。今回から新たに日本大学理工学部でも講座を開く。昨年までは6年生を対象とした授業が主だったが、4年生から参加できる講座も加えた。参加希望の申込総数は140件だったという。

 日本大学理工学部では、火薬エンジンを使って飛ぶモデルロケットの制作・打ち上げ体験を通じてロケットや宇宙について学ぶ「小さな科学者の大きな挑戦 ロケット飛翔(ひしょう)教室」を開催。大学生が講義を担当し、小学生からは「ロケットを作れてうれしかった」「将来は宇宙飛行士になりたい。いろいろなことを知ることができて良かった」などの声が聞かれた。

 東邦大学では液体窒素を使った「冷えるとどうなる?-196℃の世界」のほか、「液状化と火砕流の実験から防災を考えよう」「顕微鏡でのぞく、美しい生物の世界」「カラフルな人工イクラを作ってみよう」など、実験や観察を取り入れた講座を開いた。

 参加した七林小6年の児童は「父に勧められ、実験が好きなので参加した。小学校の授業とは違う、普段はできないような実験ができて楽しい」とコメント。ノートを取りながら熱心に講座に聞き入っていた。

 講座のアシスタントとして参加していた東邦大理学部4年の鈴木奈々さんは「自分も小学生のころから理科が好きだったので、楽しさを知ってほしいと参加した。実験に興味を持ち、積極的に回答する児童も多く、やりがいのある講座だった。『何で?』という疑問を大事に、楽しく実験してもらえたら」と話す。

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