千葉県警察本部(千葉市)が4月14日、船橋市非公認のご当地キャラクターふなっしーに対し、委託している採用活動応援大使と警察活動の協力に対する感謝の気持ちを込めて「感謝状」を贈った。
感謝状贈呈式には、黒木慶英県警本部長、青山彩子警務部長ら県警幹部4人が出席。黒木本部長から感謝の言葉とともにふなっしーに感謝状と記念品のメダルが手渡された。「警察官になりたい人が増えて、よりよい町にしてほしいなっしー」とふなっしーは感想を話した。
2014年4月に同部より警察官募集活動応援大使に任命されたふなっしー。募集用のポスターやノベルティグッズなどへの登場、年初に幕張メッセで行われた年頭視閲へ参加の際には、警察官への激励メッセージを贈るなど年間を通じてさまざまな警察活動に貢献してきた。
ふなっしーのPR活動により、警察官採用試験の説明会への参加者数が増加し、特に大卒女性の警察官志望者が急増するなどの効果をもたらしたという。募集ポスターへの登場で、既存の掲示スペース以外にも「ふなっしーのポスターが欲しい」という声が上がり、掲示場所が増え露出度が増す効果も。
さらに、ららぽーと東京ベイ内に今年オープンした「ふなっしーLAND」での警察官募集ポスター掲示、リクルーターの名刺配布などを通じて一般市民への警察官募集を広く周知した。
これらの功績を受けて、黒木県警本部長は、ふなっしーへの感謝状贈呈を決めた。県警担当者によると、妖精への本部長からの感謝状贈呈は今回が初めてのケースだという。
今回、ふなっしーに贈られた記念品のメダルは、本部長表彰だけのもので裏面に「波」があしらわれている。「いくつかデザインがある中で『波』をあしらったものは、「事件の解決に向けて、多大な協力をした場合など感謝状の中でも最高位」と、黒木県警本部長。
この日、募集用ポスター数枚に直筆サインを残したふなっしー。これらのポスターは、庁舎内の見える場所に掲示する予定という