きららホール(船橋市本町1)で7月5日、船橋市民文化ホールで8月26日に自主上映を予定している映画「じんじん」の試写会が行われた。
主催は「さざんか募金推進協議会」。船橋青年会議所の卒業生や在籍メンバーが中心となって映画の上映実行委員会を組織した。映画を通じて親子の絆と人のつながりを再認識してもらうこと、利益を「さざんか募金」への寄付に充てることを目的としている。
同作品はスローシネマという上映方式をとり、映画館がなくても各地の公民館などで順番に上映していくことで広めていこうという考え。試写会に参加した中から映画の趣旨に賛同した人が家族や友人に薦めることで広がっていくという。
北海道に実在する絵本の里で知られる剣淵町を舞台に、気ままに生きる大道芸人、立石銀三郎(56)が、10年以上前に別れたままになっている娘に向き合う内容。親子の絆、人と人とのつながりの大切さを確認しながら、北海道ならではのスローライフに地域おこしを折り込む。忙しさの中、都会に住む現代人がふと忘れてしまいがちな「子どもや家族との時間」の大切さ、かけがえのなさを実感させてくれる内容になっているという。
「さざんか募金」は家庭の事情などで進学などの資金に困っている学生に年間10万円程度の奨学資金を援助するもので、今年は37人が奨学金を受けている。
チケットは、前売り=1,000円、当日=一般1500円・小中学生800円。チケットの取り扱いは「さざんか募金運動推進協議会」(TEL 047-401-8700)まで。。