船橋駅近くの山口横丁一角に、ガレット専門店「ガレット&ココット葉月舎」（船橋市本町4、TEL 047-425-5040）がオープンして1カ月半がたった。

メニューのガレット

　バー経営の老舗、ブルーカナリアグループが新業態として開いた同店。同グループ代表の西方明さんは「バーのイメージが強い当社だが、昼間主体のカフェ業態という事で気軽に入れる店にした」と話す。経営責任者は妻の洋子さん。明さんとともにグループの立ち上げに携わり、船橋駅周辺だけで5店舗のバーグループに育て上げた立役者だ。「女性が一人でもふらっと入れる店が駅周辺には少なかったので、ガレットという素材を使ってカフェを始めた」と洋子さん。

　店舗面積は約8坪。店内は白い壁と木目調で統一し、女性的で優しく柔らかいイメージに仕上げた。席数はカウンター12席。

　看板商品のガレットは、フランス・ブルターニュ地方の郷土料理。土地が痩せているため小麦粉やコメが育たない同地方では、そば粉を使った料理が発達したという。そば粉でクレープ状の生地を作り、ハムやチーズ、季節の野菜などを包み込んで食べるのが一般的。同地方ではブドウよりもリンゴの栽培が盛んなため、リンゴ酒のシードルと合わせて食することが多いという。

　ランチメニューは5種類のガレット（850円～）を用意。ディナータイムには、船橋産スズキのフライタルタルソース添え（600円）、パルマ産生ハム（800円）、サーモンのカナッペ（500円）などのほか、サラダやデザートも提供する。

　営業時間は、ランチタイム＝11時30分～15時、カフェタイム＝15時～17時、ディナータイム＝17時～23時（日曜・祝日は22時まで）。月曜定休。