高瀬下水処理場(船橋市高瀬町)の屋上にサッカー場が完成し、10月5日から一般利用が始まる。同1日には、開設記念式典が開かれる。
2015年6月から進めていた「高瀬下水処理場上部運動広場」は、水処理施設屋上約2万3000平方メートルのオープンスペースを有効活用するもの。市民から要望が高い運動広場として活用し、多くの人に気軽に運動に楽しんでもらうことを目的として整備した。
同サッカー場は、スポーツ用高耐久人工芝仕様で公式のサッカー場(105×68メートル)を1面確保できる広さ。少年サッカー場(80×50メートル)2面としても利用ができる。タグラグビーやグラウンドゴルフなどさまざまなスポーツでの利用にも対応する。
LED型の照明塔16基を設置し、夜間の利用も可能。日よけのあるベンチ500席を設置し、大会やイベントにも対応する。
管理棟には、会議室やトイレ、更衣室やシャワーなどを整備し、館内の照明器具は全てLEDを採用。太陽光発電システムを設置するなど環境負担軽減にも配慮した設計になっている。駐車場は171台分を整備。
「これまで、人工芝を使用した公式サッカー場は法典公園(グラスポ)のみだったので、新たなサッカー拠点として活用されることが期待できる」と船橋市教育委員会生涯スポーツ課の及川喬年さん。
「予約のない時間は、管理室に声を掛けてもえれば無料で開放もする予定。運動に親しんでもらうために、たくさんの人に利用してもらいたい」と同課の小林さん。「今後、サッカー場の愛称も募集する予定」とも。
開設記念式典では、小学生チームによる記念試合やサッカー教室が行われる。
利用料金は、2時間単位で一般=3,190円、高・大学生=1,590円、小・中学生=1,110円(2分1面の利用は半額、市内在住・在勤・在学以外は1.5倍)。照明灯(30分)=1,810円。
利用時間は9時~21時。12月29日~1月3日は休み。施設の予約方法についてはふなばし広報や船橋市ホームページなどで公開する予定。