北習志野近隣公園(船橋市習志野台3)で3月11日、「あれから1年…復興支援 花いっぱいIN習志野台」と題したチャリティーイベントが行われ、近隣の住民など約8000人が参加した。
この日は、地元商店主らによる豚汁・焼き鳥・パスタ、ネイルサロン等の模擬店25店、パンジー・ビオラなど花の苗の販売、市民からの寄贈品を集めたバザーも開かれた。
被災地である宮城県石巻市小網倉浜や福島県白河市、千葉県旭市などから生産者も訪れた。石巻の漁師によって復興のために設立された「大漁プロジェクト」メンバーが先着1000人に無料で振る舞った焼きイワシやカキ網焼きは、開始早々から長蛇の列ができるほどの盛況ぶりだった。「三陸工房」メンバーによる三陸の魚(銀タラ、サケ、真タラ、サバ、干物など)の販売、bayfmの復興支援番組「HEARTLUCK」から「石巻焼きそば」、猫の島で知られる田代島から「にゃんこTシャツ」も販売された。
メーンステージでは習志野台第一小学校吹奏楽部、坪井中学校吹奏楽部、千葉日大第一中学校・高校吹奏楽部、ばか面踊り、習志野台中学校吹奏楽部の演奏が披露された。
14時30分ごろから「東日本大震災を心に刻む時間」と題し、「大漁プロジェクト」代表の阿部さんや地元漁師が地震直後の様子や現在行っている復興に向けての活動を語り、14時46分の地震発生時刻にイベント来場者全てが黙とうをささげた。
イベントに参加した34歳の女性は「震災から1年たったが、今にもまた大きな地震が来るのではないかとドキドキする事がある。東日本大震災の事は今後もずっと忘れないようにしていきたい」と話していた。
寄付金やバザーの売上金は、イベントを主催した「ともにがんばろう東日本実行委員会」から宮城県・福島県などの被災地へ寄付される予定。