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船橋のプラネタリウムで皆既日食番組「黒い太陽」-金環日食にちなみ好評

2009年皆既日食の写真 (C) GOTO/Keio DMC

2009年皆既日食の写真 (C) GOTO/Keio DMC

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 船橋市総合教育センタープラネタリウム館(船橋市東町、TEL 047-422-7732)が今月21日に起こる「金環日食」に向け3月から上映している皆既日食を題材とした番組「黒い太陽」が金環日食ブームにのり、好調な客足となっている。

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 番組は2009年7月22日、日本の陸上で46年ぶりに観測された「皆既日食」がモチーフ。奄美大島と喜界島の雄大な自然、そこで繰り広げられた天文現象を10台のカメラと5台のスーパーハイビジョンカメラに収めた映像で皆既日食について紹介する。

 番組中では、日食の起こるメカニズムについて詳しく説明し、皆既日食と金環日食の違いについて映像と図を用いて分かりやすく解説している。番組終盤には、「日食観察」における注意事項について触れ、「適切な性能を持つ日食用観察グラス」を使用することを推奨。曇りの日に裸眼で観察を行うことで起こる事故についても紹介する。

 同館で上映しているこのほかの番組でも、番組終了間際の15分ほどに金環日食観測における注意事項を盛り込んでいる。

 金環日食は太陽と月、地球がほぼ一直線上に並んだとき、地球から見て月が太陽の前を通りその一部または、全部を隠してしまう日食の内、太陽と、それよりも少し小さい月がぴったり重なって、太陽がリング状に見える天文現象。金環日食を千葉県内で見ることができるのは実に173年ぶり。今回を見逃すと次回県内で金環日食を見られるのは300年後という。

 日食をモチーフとした番組「黒い太陽」は6月いっぱいまで、14時~の部と、15時30分~の部の2回上映する。19日・20日は「金環日食」の直前とあって普段以上に多くの来場者で混み合うことも予想される。

 営業時間は9時~17時。月曜休館。火曜~金曜は団体予約の利用のみ。一般利用は土曜・日曜。同館の全天周型スクリーンは18メートルのドーム型で席数は255席。県内 14カ所のプラネタリウム中、同館ものものが最大級。

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