「船橋のベイエリアをハワイにしよう!」との掛け声で海のある街・船橋をPRし、フラを通じて東北復興支援活動を展開する「ふなばしハワイアンフェスティバル」が9月15日、船橋港親水公園(船橋市浜町2)をメーン会場に開催される。主催は地元の若手経営者などでつくる同実行委員会。
同イベントは、海辺の街である船橋を「ハワイ」のイメージで効果的にPRし、会場を訪れる多くの来場者に地元の水産物・海産物を紹介するとともに、東日本大震災の復興支援を願う趣旨で開催される。
会場となる船橋港親水公園やららぽーとTOKYO-BAY、ビビットスクエアのあるベイエリアは、高度経済成長期に日本を代表する一大レジャー施設「船橋ヘルスセンター」があった場所。日本でもごく最初の時期に「フラダンス」が興業として行われていた同施設は、常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の立ち上げ時にも協力したという。
「昨年の震災で一度は開催を諦めかけた。支援物資を届けるために被災地を回っている中で、スパリゾートハワイアンズのフラガールたちが『復興』を掲げ全国行脚していることを知った。自分たちが東北を支えなければと仲間内で団結した」と同実行委員長の山崎健太朗さん(36)。
メーン会場内では、10時から19時まで関東各地から集まったフラチーム19団体によるメーンステージでのフラを中心に、ハワイアンフードやB級グルメを提供するキッチンカーや模擬店が軒を連ねる。ハワイアン雑貨や衣料を扱う店舗のほか、ハワイアンロミロミ(マッサージ・リフレクソロジー)も出店する。
東北地方からは、復興支援グッズを販売している団体が複数出店する。地元産の一次産品をPRする「朝市」は、9時30分から。
サブ会場となるららぽーとTOKYO-BAYでは、かいだん広場でウクレレライブやハワイアン雑貨の販売、サブステージとなる中央広場でもダンサー約500人によるフラなどが予定されており、もう一つのサブ会場となるビビットスクエアでは、ステージでのフラに加え、同施設2階フードコートでハワイアンメニューを提供する。
実行委員会によると、イベント全体の収益は東北地方の復興支援金に充てるといい、「昨年の利益は、今回いわき市からやって来る小中学生フラチームの支援に充てた。今年の利益も同様に使う予定」。昨年の来場者数は約1万人に対し、今回は2割程度の来場者数増を見込む。
朝市は9時30分~、フラチームのダンスは10時~。19時閉会。雨天の場合は、公式ホームページで前日22時時点での天気予報を目安に翌日の開催規模を縮小するかそのまま開催するかを判断する。観覧無料。
問い合せは、同実行委員会事務局(フィット内、TEL 047-421-1777)。