フランス料理店「TARO(タロ)」(船橋市前原西3、TEL 047-456-8684)が7月20日、JR津田沼駅北口から徒歩7分の場所にオープンした。
前菜3種。季節の食材を取り入れた同店のスペシャリテ=津田沼にフランス料理店「タロ」
店主は習志野市出身の白井正太郎さん。5歳の頃から料理に興味があり、小中高校の各文集では「料理人になりたい」と書いたほど、昔から自分の店を持つことを目標にしていたという。
白井さんは料理の専門学校卒業後、仏リヨン郊外にあり、長年ミシュラン3つ星レストランだった「ポールボキューズ」で修業を積み、帰国後は「レストランモナリザ」(東京都千代田区)、「Ysm」(渋谷区)副料理長、「ラシェットM」(習志野市)料理長として経験を積み重ねた。
「地元で本格的なフランス料理をゆっくり味わってほしい」という思いでオープンした同店の店舗面積は約10坪。店内には、ゆったりと座れるカウンター8席を用意する。カウンターテーブルにはあえて段差や目隠しを作らず、調理風景を見ながら食事を楽しめる造りにした。
「フランスのレストランでは、常連客が厨房のシェフを眺めながら食事できる『シェフズテーブル』があり、そのイメージで店を設計した。少し緊張する部分もあるが、偽りなくしっかりやっていることが伝われば」と話す。
メニューは「おまかせコース」(8,800円)のみで、パンもデザートも全て白井さんの手作り。「食材は、信頼できる農家や牧場から仕入れている」と話す。この日は須藤牧場(群馬県前橋市)のモッツァレラを使ったガスパチョや、蔵光農園(和歌山県日高川町)の梅を使った自家製酵母パンを提供。木曜・土曜のみ、ランチコース(4,800円)を用意する。
ワインは、フランスワインを中心に豊富な種類をそろえる。1カ月ほどで変わるグラスワインリストはシャンパーニュ(グラス1,300円)、白ワイン(800円~)、赤ワイン(900円~)など7種を用意。ボトルワインは140本以上ストックしているという。
「フランス料理に忠実に、ソースも手間暇かけて作っている。しっかりとしたコースを作っていきたい」と意気込む。
営業時間は12時~15時(木曜・土曜・日曜のみ)、18時~22時。日曜夜と月曜・火曜定休。