ボクシングジム「FUNABAHI E-BOX GYM」（船橋市本町2、TEL 047-401-7102）が10月5日、「船橋ドラゴンジム」があった場所にジムの仲間たちで力を合わせて新規開業した。

新しいリングとトレーニングスペース

　船橋ドラゴンジムは1993（平成5）年開業。最盛期には150人を超えるジム生を抱える規模で、過去に日本タイトルマッチに2人送り込んだ実績もある。2019年8月17日にジムを閉めるタイミングでも50人が所属していた。

今回、「FUNABASHI E-BOX GYM」として新しいスタートを切るに当たり、ジム所属トレーナーで元フライ級11位（日本ランカー）遠藤一充さんと深井雅人さんが共同代表体制で「E-BOX」を設立し、開業することになった。

　旧ジムを閉める際、「ジムを閉めてしまったら今所属しているみんなが練習する場所がなくなってしまう。みんなに相談したところ、新しいジムを開設したら残るというメンバーが多かったので再稼働に踏み切った」と遠藤さん。「トレーナーとして活動していた6～7人が引き続き関わってくれると約束してくれたので覚悟を決めた」とも。指導は、金融機関勤務の遠藤さんが週末中心に、運送会社勤務の深井さんが昼間中心と、分担を決めることで体制も整えた。

　プロを輩出できる「プロ加盟ジム」になるためには、10年のトレーナー経験と加盟金500万円が必要だという。貯金をはたき、なじみの地銀から開業融資を受け資金も目途がついて開業に至ったという。

　旧ジムからの移籍は40人弱で、プロ選手10人も所属している。

　内装は本業で内装職人をしているジム生が手がけた。サンドバッグや全身ミラーも新調し、壁紙や天井も白を基調とした明るい雰囲気に刷新。「清潔感とモダンな雰囲気で子どもや女性の練習生も入りやすいよう一新した」という。

　「女性や子どもがボクシングに気軽に関わってくれるジムを目指す。自分のように、会社勤めしながら仕事帰りや週末に汗を流しに立ち寄れるようなのがいい。プロやチャンピオンを目指して練習するのは、その先の話」と遠藤さん。

　営業時間は15時～22時。