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JR下総中山駅で駅開業130周年記念イベント 写真展や子ども駅長など

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 JR総武線・下総中山駅(船橋市本中山2)が今年で開業130年を迎え、4月29日に駅構内で記念イベントが開催された。

子ども駅長となって「駅長犬」と撮影=JR下総中山駅で駅開業130周年記念イベント

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 会場には、地域住民の協力によって集められた駅の歴史を物語る懐かしい写真を展示するほか、子どもたちが駅長の制服を着て記念撮影できるコーナーも設けた。ゲストとして、JR東日本千葉支社のマスコットキャラクター「駅長犬」も駆けつけ、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわった。

 JR総武線は1894(明治27)年7月、総武鉄道会社が市川-船橋-千葉-佐倉の各駅を結ぶ路線を開業したことに始まる。下総中山駅は翌1895(明治28)年4月12日に開業し、今年で130年がたつ。当時は「中山駅」の名称で、1915(大正4)年に駅名が「下総中山駅」となり、経営も国鉄、そしてJR東日本へと変わった。

 大場和人駅長は「下総中山駅の社員は20代が多く、彼らが自発的に『130周年で地域の皆さまに感謝の気持ちを伝えたい』と声を上げてくれた。プロではないので限られたものだが、駅員たちの思いが詰まった手作りのイベントになった」と話す。イベントを支えるポスターやチラシも、絵の得意な社員が手がけたという。

 会場には、戦前の兵隊の入営行進や高架になる前の駅舎など貴重な昔の写真を展示し、駅や地域の変遷を物語っていた。近隣の保育園「グローバルキッズ コトニア西船橋園」(東中山1)の園児たちが描いた電車の塗り絵も展示し、来場者の目を楽しませた。

 子どもたちの人気を集めたのは、駅長の制服を着ての記念撮影会。普段なかなか着る機会のない制服に身を包み、誇らしげな表情で「駅長犬」と共にカメラに収まる子どもたちの姿が見られた。

 下総中山駅を含む8駅の社員が撮影した電車写真を使った手作りの電車カードが当たるくじ引きも行った。電車カードには、駅の外にまで長蛇の列ができた。2歳の男児を連れた夫婦は「大当たり」を当て、各駅全種類のカードセットとクリアファイルを受け取り、「とてもうれしい企画で、親子で楽しんだ」と喜んだ。

 企画した駅員の一人は「天気もよく、ゴールデンウイークと重なり、思った以上に来ていただき頑張った甲斐があった」と笑顔を見せた。

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