食べる 見る・遊ぶ

「海老川親水市民まつり」 川沿いに100店、カヌーやドジョウすくいも

特設ステージであいさつをする「環境を考える市民の会」の鷲見さん

特設ステージであいさつをする「環境を考える市民の会」の鷲見さん

  • 1

  •  

 海老川ジョギングロード(船橋市夏見5)周辺で6月7日、「第37回海老川親水市民まつり」が開催され、会場には親子連れを含む多くの地域住民が訪れた。

海老川の両脇に出店が並んだ

[広告]

 同イベントは、NPO法人「環境を考える市民の会」が主催。かつての海老川の歴史を忘れないため、海老川の周辺環境を守っていくためにも、より海老川に親しみを持ってもらうことを目的に開いてる。

 開会セレモニーで、実行委員会の相澤友夫会長が「出店者の皆さんも工夫を凝らして準備してくれている。ぜひいろいろな店を見て回りながら、一緒に楽しんでほしい」と呼びかけた。

 野田佳彦元内閣総理大臣も訪れ、1970(昭和45)年の大阪万博のことについて触れ、「この祭りの1回目には、芸術家・岡本太郎さんを呼び、それぞれが作品を作って先生に評価してもらう催しがあった。このまつりは市民の創造力とエネルギーの象徴」と称賛した。

 会場には約100店の店舗が並び、模擬店や屋台だけでなく、地元のハンドメード作家による出店や、地元野菜の販売など多彩な店が並んだ。ステージではバンド演奏や和太鼓演奏、ばか面踊り、キッズダンスなども披露。「絵画コンクール」の授賞式、八栄小学校5年生有志による海老川の水質や環境について学んだことを発表する「環境学習発表」も行われた。

 海老川にはこの日限定で特製の橋を架けたほか、海老川の一区画をカヌーで移動するカヌー体験も行った。スタンプラリー参加者らがスタンプを集めながら会場各所を巡る姿も多く見られた。

 JAいちかわ船橋支店(市場2)の駐車場に設けられた「第2特設会場」では、消防の協力によるはしご車試乗や水消火器体験も実施。「ドジョウつかみ」には多くの子どもが挑戦し、ドジョウを持ち帰る子どももいた。

 ごみ拾いボランティア団体「まるごみ船橋」は会場内と、船橋駅から会場までのごみ拾いや分別などの環境美化に協力し、船橋総合病院のスタッフらは健康チェックコーナーを設けたほか、カヌー体験のボランティア乗船スタッフも担った。

 毎年同まつりに訪れているという市内在住の女性は「娘の発表があるので、早くからステージ前を確保した。家でも発表の練習をしていたので、本番の堂々とした姿に感動した」と話していた。初めて訪れたという乳幼児連れの母親は「海老川でカヌーに乗れる機会があったなんて知らなかった。普段見られない景色を楽しめて貴重な体験になった」と笑顔を見せ、会場を後にした。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース