
男子プロバスケットボール「Bリーグ」の2025-26シーズンが10月に開幕し、船橋市を本拠地とする千葉ジェッツふなばしは10月12日、ホームアリーナである「LaLa arena TOKYO-BAY」(船橋市浜町2、以下ららアリーナ)で行われた対仙台89ERS戦に勝利し、開幕4連勝となった。
同日の試合は前日の試合に続き、ホーム開幕戦2日目。同日の来場者数は1万385人。1万人を超える来場者数は、沖縄アリーナを抜いてB1リーグの中で最も多い来場者数となっている。
チーム創設15周年を迎えた千葉ジェッツ。節目の年を記念し、会場では記念グッズの販売のほか、試合前には15周年記念のショートムービーが大型ビジョンに流れ、ムービーが終わるとブースターからは大きな拍手が起こった。
今シーズンから応援の際の演出音楽に変更があり、オフェンス時にこれまで使われて来た音楽が一部変更に。そのほか、ティップオフ前の演出などでは、今までに増して「フライト感」を感じるような演出も随所に見られた。
SNSでブースターの間でも「かっこいい」と話題になっていたのが、選手入場の際の大型ビジョンを使った新しい演出。ららアリーナでの開幕を迎え、さまざまな演出が新アリーナの良さを今まで以上に生かした演出となった。
試合では、序盤は仙台にリードを許したものの、渡邊雄太選手がディフェンスで強烈なブロックショットを見せると会場は大きく沸いた。試合はシーソーゲームが続き、前半は38-34でリードを保ち折り返した。
第3クオーターでは厳しい時間帯もあったが、新加入の元NBAプレーヤー、ナシール・リトル選手が20ポイントを獲得する活躍を見せたほか、最終クオーターでは原修太選手が同点ゴールとなる3ポイントを挙げた。金近廉選手の3ポイントシュートに加え、富樫勇樹選手も残り1分を切ったシーンで3ポイントを決め、アリーナは大いに沸き、80-67で試合終了。ジェッツは開幕4連勝となった。
試合後のインタビューで、4連勝の感想を求められたトレヴァー・グリーソンヘッドコーチは「Woohoo!」と答え、会場に笑いが起きた。さらに「厳しい時間帯にはブースターの皆さんの声炎(援)が後押しとなるので、これからも応援してもらえれば」とあいさつした。
次回は10月15日、昨シーズンのチャンピオンシップ決勝戦での相手、宇都宮ブレックスとのアウェー戦を控えている。18日・19日はホームに戻り、ららアリーナで群馬クレインサンダーズ戦、25日・26日も同じくホームで対サンロッカーズと、ホーム戦が続く。チケットは現在も販売している。