
プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」に本加盟が決まった「千葉スカイセイラーズ(千葉県民球団)」(船橋市松が丘3)が10月21日、船橋市役所を訪れ、松戸徹市長に加盟報告を行った。
市長との歓談の様子=船橋がホームの千葉スカイセイラーズ、BCリーグ正式加盟
報告会には、同球団の杉山慎社長、小野真路取締役副社長、星野おさむゼネラルマネジャー、青野毅監督、吉田尚弘選手らが出席した。
千葉スカイセイラーズは2022年に発足した千葉県初のプロ野球独立リーグ球団で、本年度は準加盟として活動してきた。
市内外の球場で地元企業や子ども食堂との連携イベントを行うなど、地域に根ざした活動を続けてきたことなどを評価され、2026年度からはBCリーグ本加盟チームとして、4月開幕のリーグ戦に正式参戦する予定。
杉山社長は「来シーズンは一人でも多くの子どもたちに夢と希望を与え、地域の誇りとなるチームを目指したい」と抱負を語った。
青野監督も「結果を求められる中で、NPB(日本野球機構)入りを目指す選手の夢を支えながら、チームとして優勝を狙いたい」と意気込みを示した。
ルートインBCリーグ運営会社のジャパン・ベースボール・マーケティング(東京都品川区)の上野馨太(けいた)社長は「リーグ全体で年間約400件の地域貢献活動を行ってきた。千葉が加わることで活動数は500件を超える見込み」と話し、「野球を通じて地域とファンに貢献するのが使命」と強調した。
松戸市長は「千葉県内で初のBCリーグ本加盟は大きな意義がある。野球を通じて子どもたちに夢を与え、地域に根ざしたチームとして発展してほしい」と激励した。
来シーズンのリーグ戦は4月上旬に開幕予定。船橋市民球場をはじめ、市川市や習志野市など県内球場を主な会場として、ホーム25試合、ビジター25試合の計50試合前後が行われる見込み。
吉田選手は「打率3割5分を目指し、チームの初優勝に貢献したい」と話し、杉山社長は最後に「市民に愛され、船橋からNPB選手を輩出できるチームを作っていきたい」と力を込めた。