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船橋の居住支援法人「あんど」、居住支援ノウハウをまとめた実践本出版

2冊目を出版した友野さん

2冊目を出版した友野さん

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 千葉県船橋市を拠点とする居住支援法人「あんど」(船橋市湊町2)が10月21日、居住支援の実践知識をまとめた単行本「居住支援実践マニュアル」(ぶどう社)を出版した。

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 同書は、住宅を確保しにくい人々(住宅確保要配慮者)を対象に、支援現場で培ったノウハウを整理。物件紹介、家賃債務保証、入居後の見守り、退去支援、関係機関との調整など多岐にわたる実務を、図解を交えながら解説している。

 著者の友野剛行さんは、7000件以上の支援相談の実績があるという。「あんど」は千葉県と神奈川県で「住宅確保要配慮者居住支援法人」として指定を受けている。共同代表の西澤希和子さんは不動産業の経営者。福祉畑の友野さんと共同経営することで互いの特技を融合した支援モデルを展開している。

 友野さんは、障害福祉サービス運営の経験を背景に、賃貸住宅の入居拒否問題に直面したことを契機に、支援付き家賃保証モデルの構築に取り組んできた。

 同書では、どのようなタイプの生活課題を抱えた入居希望者に対して、どのような支援を組み立てるべきかについても論じており、書名には「この本をたたんだら誰かに会いに行きましょう」という副題を添える。

 友野さんは「居住支援は、制度や法律を学ぶだけではなく、一人一人の暮らしに寄り添うこと。支援者の皆さんがこの本を通じて、自ら動き出すきっかけになればうれしい」と話す。

 仕様は176ページ。価格は2,200円。

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