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東葉高速鉄道「東葉車両基地まつり」 子ども車掌体験やデジタルスタンプも

新陽社ブースで記念撮影する親子=東葉高速鉄道「東葉車両基地まつり」

新陽社ブースで記念撮影する親子=東葉高速鉄道「東葉車両基地まつり」

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 船橋市内を走る東葉高速鉄道の車両基地(八千代市大和田新田)で10月25日、「第15回東葉車両基地まつり」が開催され、霧雨が降りしきる中、小さな子どもを連れた家族や一眼レフを構える鉄道ファンなど、さまざまな世代が集まった。

会場に展示されていた車両=東葉高速鉄道「東葉車両基地まつり」 

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 同イベントは、地域住民や鉄道ファンに鉄道の仕事を身近に感じてもらおうと、毎年開いている一般公開企画。

 会場では、駅員や運転士・車掌など鉄道に携わる各職場による「お仕事紹介」や車両展示、鉄道グッズ販売などを実施。事前抽選制の「子ども車掌体験」や、東葉高速・JR東日本・東京メトロの3社合同企画「子ども制服撮影」などの体験型イベントが人気を集めた。

 担当の経営企画課・佐藤綺音(あやと)さんは「本日は雨天のため『モーターカー試乗体験』は中止となったが、代わりにモーターカーの前で撮影会を行うなど、現場と本社の社員が一体となって工夫を凝らすことで、多くのお客さまに楽しんでいただけたと思う」と話す。

 鉄道グッズ販売ブースでは、同社に加え、京成電鉄や東武鉄道などがオリジナルグッズを販売。「新陽社」のブースでは、同社が手がける発車標に来場者の名前や年齢を表示し、記念撮影ができるサービスを提供した。撮影を終えた5歳の男児は「電車の中では東京メトロ丸ノ内線が好き。電車のお祭りは楽しい」と顔をほころばせ、父親は「私も丸ノ内線の運転士。今日はグッズを購入したり、他社の制帽を着用して記念撮影をしたりして楽しむことができた」と話していた。

 ほかに警察や消防、東洋バスの協力による「働く車展示」や、昨年導入したスタンプアプリ「エキタグ」を使った会場限定デジタルスタンプの配布も行った。同社が本社を置く八千代市をはじめ、船橋市や千葉県のPRブースも出店し、オリジナルグッズや名産品の販売もにぎわいを見せた。

 佐藤さんは「雨天にもかかわらず多くのお客さまにお越しいただき、東葉高速鉄道が地域に愛されていると実感している。こうした機会を通じて沿線の方々と交流できるのは大変うれしい」と笑顔を見せ、「来年度、弊社は開業30周年を迎える。記念イベントの開催を検討しており、地域や行政とも連携して盛り上げていけたら」と話す。

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