ガーデンハウス型レンタルスペース「みのりのにわ」(船橋市飯山満2、TEL 090-3527-4154)が10月11日、東葉高速鉄道飯山満駅から徒歩約15分の場所にオープンした。
「キッズイベントや撮影にも利用してもらえれば」と大島さん、林さん、後藤さん(左から)
経営は、実家がニンジンやホウレンソウを育てていた農家だったという林幸恵さん。その後10年間は林さんがバラを栽培し、約5年前からユズやミカン、レモンなどのかんきつ類を中心にハウスで育てている。ハウスの一角を数年前から花店に貸していたが移転することになり、空きスペースになったという。
「畑としてこの場所を復活させることも考えたが、せっかくなら作家たちの教室の場や自身の世界を広げてもらえる場所になればうれしいと思った」と経緯を話す。
同所は、林さんと以前から付き合いがあり、習志野台で花と雑貨店「la gui(ラ・グイ)」を経営する大島恵理さんと船橋在住のハンドメード作家でもある後藤皆さんが協力して作り上げたという。
流木でDIYした「みのりのにわ」と書かれた看板を掲げる入り口を入ると、ハーブやさまざまな種類の草花が植えられた花壇がある。植栽と空間をプロデュースした大島さんは「一年草ではなく育つ過程を楽しめるように多年草を植えた。少しずつ色が違うグリーンが重なり合って、全体的にナチュラルなイメージになるように考えた」と話す。
ハウス内にも随所にグリーンが置かれ、一角ではブドウ棚も育てている。約70坪の広々としたハウス内にはアンティーク調のメインテーブルのほか、机と椅子20セットを用意。木箱やかご、家具なども自由に利用できる。利用スタイルは1日利用(8時30分~18時、1万2,000円~)と時間貸し(1時間2,000円~、18時~21時は1時間2,500円~)の2種類。
ハンドメード作家らの教室やマルシェ、ヨガ教室や犬のイベントなどを想定しているという同所。「屋根付きなので雨の心配もない。音楽を流しながらのイベントなども楽しんでもらえたら」と林さん。後藤さんは「ハウス内で育てている植物の販売会も今後できたらいいなと思っている。四季折々の植物を楽しめる空間で皆さんに楽しんでほしい」と呼びかける。
「室内ガーデン型のレンタルスペースは意外とないと思う。自然を感じつつ、天候に左右されず夜の利用も可能なので、地域の皆さんで集える笑顔のある場所になれば。ブドウ棚や植物もまだまだ成長過程なので、植物たちと一緒に理想の空間を目指していきたい」と大島さん。
営業時間は8時30分~21時。7月~9月は休業。駐車場6台。予約はインスタグラムのDMまたは電話で受け付ける。