船橋に本拠地を置くプロバスケットボールチーム千葉ジェッツが1月25日・26日熊本ヴォルターズと船橋アリーナ(船橋市習志野台7)で対戦し2連勝を果たした。
熊本ヴォルターズは、NBL2013-2014シーズン西地区現在6位で最下位のチームながら、1試合平均得点がリーグ2位のラモント・ジョーンズ選手や同リーグ5位のデボーン・ワシントン選手リーグ3位の3ポイントシューター小野元選手などを抱える攻撃力の高いチーム。一方、千葉ジェッツは現在東地区5位で6勝20敗。
1クオーター終了時点で17-14のロースコアという26日の試合、互いにペースを譲らないままにわずかに千葉ジェッツリードのまま試合は進んだ。得点力のあるワシントン選手を6得点と抑え込む堅守を見せ、3クオーターこそ17-21と熊本優勢になったが、1クオーターから4クオーターまでクオーターごとの得点は、千葉が熊本を上回る快勝となった。
試合後、ヘッドコーチのレジー・ゲーリーさんは「24日よりも良いパフォーマンスを見せることができた。目指す姿に近づいている」と、リーグ開幕当初から苦しみながらも成長してきたチームをねぎらった。
この試合、千葉は2連勝と快勝を決めたが、ハーフタイムに人生を左右する大きな勝利を決めた人物がいた。試合前のエキシビションに出場した市立船橋高校バスケットボール部でアシスタントコーチを務める杉下卓さん(29)が婚約者の貝沼玲さんにプロポーズし承諾を得た。
ハーフタイムショーでフリースローゲームに挑戦しゴールを決めた後、「もう一つ決めたいものがある」と、プロポーズに進むという筋書きを用意し挑んだフリースロー。肩に力が入りすぎ、フリースローは失敗。気を取り直して臨んだプロポーズの方は見事に成功した。
「言いたくてもなかなかきっかけがなかったプロポーズの言葉。いろいろな人の協力で切り出すことができた」と杉下さんは3年越しの思いを語った。