船橋駅南口に広がる繁華街「山口横丁」の飲食店8店舗が8月から、千葉県産食材を共同で仕入れ、異なるジャンルの店でそれぞれの調理方法を駆使したメニューを提供し話題を呼んでいる。
山口横丁は、船橋駅南口「本町4丁目」付近の京成電鉄高架下から本町通りの市立図書館付近までの飲食店が立ち並ぶ古くからの歓楽街。「山口横丁ぐるめすとりいと」は、勤労市民センターから本町通りまでの路地に並ぶ店から「バー」「フレンチ」「韓国料理」「和食」などジャンルが異なる8店舗が参加している。
企画は、7月初旬に参加店の店長らが集まり「飲食店の立場で何か地域に貢献しよう」と、閉店後に複数回の会議を重ね、「ただサービスするのではなく、来店するお客さまが飲食を楽しんでいただけるような企画を考えよう」と、細部を練り上げていった。
企画に参加する8店舗は、本町轟(和食)、鮒忠船橋店(和食)、酒楽場ごうにい(和食)、ビストロ コマ(フレンチレストラン)、チーズ&ワイン mu-ku(レストランバー)、丸い月(韓国料理)、Foods Bar Kanta25(バー)、ブリティッシュパブ&フード アローズ(バー)。
8月の千葉県産食材には、千葉県産「いも豚」を使用。9月には「卵」、10月には「落花生」など、千葉県内で産出される食材をテーマとし、各店がそれぞれに趣向を凝らしたメニューを提供してきた。
「企画も4カ月続けてきて段々と、認知されてくるようになった。最近では、『ぐるめすとりいとの』メニューを指名してくれるお客さまも増えている」と参加店店長の一人。
12月の食材は千葉県産「総州古白鶏(そうしゅうこはくどり)」。「澄んだ空気と水、天然飼料で健やかに育てられた鶏です。くせのないうま味とまろやかなコク、脂肪の少ない弾力のある歯応えが特徴。各店でどのように調理されメニューができてくるのかが楽しみ」と同店担当者。