船橋市地方卸売市場など市内3カ所で8月21日、子ども記者による施設見学会が行われた。主催は船橋市。
子ども記者は、1973年から船橋市が力を入れている事業。任期は1年間で、期間中に学校のユニークな授業やボランティア活動、地域の話題などをリポートし、広報やホームページに掲載する記事を書くのが主な業務となっている。
市内小学校55校の6年生、中学校28校の2年生、市立特別支援学校・県立特別支援学校からそれぞれ1人ずつ選出されている。
見学会は毎年1回、テーマを設け行われる。今年は、「食卓の食べ物をもっと知ろう~生産と流通~」。船橋市地方卸売場(市場1)からはじまり、農業センター(金堀町)、JAいちかわ船橋梨選果場(豊富町)を見学した。
船橋市広報課の大塚さんは、「船橋の梨への取り組みやふなっしーの活躍で船橋のなしへの注目が高まっている。流通の拠点経路の各場所の見学をすることで流通経路を学んでもほしい」と話した。「今年は船橋市場が生まれ変わった節目の年。見学会を通じて身近に感じてもらえたら」とも。
地方卸売市場では、「車が優先」「足下に注意」「商品にさわらない」などのルールの説明後、場内を見学。どの子ども記者も熱心に見学し、質問を交えながらメモを取った。青果市場では、小売店に出荷するためのラッピング施設や、箱詰めにされた青果や運送する車などの説明が行われた。鮮魚市場では、魚のせりの体験や鮮魚を保存するマイナス50℃の冷凍倉庫を回った。