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船橋漁港に「迷い」イルカ-園児らも駆け付け港町は一時騒然

一時は船橋漁港奥深くまで迷い込んだ「イルカ」(船橋市提供)

一時は船橋漁港奥深くまで迷い込んだ「イルカ」(船橋市提供)

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 船橋漁港に「イルカ」と見られる海洋生物が14日午前中に迷い込み、師走の港町を一時騒然とさせた。

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 当日9時20分、水産会社社員が船橋漁港に迷い込んだイルカとみられる生き物を発見。同26分には市漁業組合が市役所農水産課に連絡を入れ、同40分ごろに市職員が現場に到着した。

 「イルカ現る」の情報を聞きつけた地元保育園の園児らも駆け付け漁港は一時騒然となった。大勢が見守る中、海洋生物を保護動物である「イルカ」と見なした市職員は、市漁業組合職員らと漁船2隻を使って港から大海へと「イルカ」を追い払おうと試みるも難航する。

 午前中に一度大海へと追われた「イルカ」は、午後に再び漁港に戻ってきた。再び漁船2隻でイルカを誘導し、14時46分、市内高瀬町辺りまで「イルカ」を見送り届けたことで事態は収束した。

 海岸線に集まる習性のあるイルカよりも一回り小さくネズミイルカ科に属する「スナメリ」ではないかと考える関係者もいるが、「背中にあるかまの形や色から見て『カマイルカ』の仲間ではないだろうか」と考えられている。今後、撮影した写真を元に専門家に鑑定を依頼する予定だという。

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