ふなっしーと船橋市の梨農家や市場関係者がコラボした「ふなっしーの梨箱」2015年バージョンの予約受付が、船橋のなし公式ホームページ上で7月15日に始まった。
ふなっしー梨箱は、2013年からふなっしーの梨袋とともに始まった企画。2013年当初は、販売は限られた梨農園と市内のごく一部のスーパーだけだった。翌年からデザインを一新。黄色で全体を覆った箱で上部にふなっしーの笑顔がデザインされたものになり、通信販売を開始、高知県や石川県、北海道などのスーパーでも販売が始まった。
箱の中の梨は、最高品質の「秀」の中でも大きさや色が特に優れているものを出荷の際に厳選。昨年、地域商標取得に成功した「船橋のなし」を前面に押し出す。2014年バージョンでは、有名芸能人やタレントなどもギフトやお中元としてこれを使用、ブログやフェイスブックなどのSNSで話題を呼んだ。
2015年バージョンのデザインは、「船橋のなし うまいなっしー」と、ふなっしーがきょうだいである「船橋のなし」の味をアピールしているもの。側面で「船橋のなし」であることを伝えるほか、その品質を表す枠が設けられている。梨を食べた後で梨箱をかざり箱のように使うこともできる。
さらに、今年新しくふなっしー梨の販売ラインアップに加わったのは、手提げタイプの3キロ箱。例年のふなっしー梨箱は5キロ箱のみだったが、「核家族や夫婦だけの家庭には持て余す」という声をもとに開発された。販売するのは船橋市内の梨直売所や東武百貨店の地下生鮮食品売り場に店を構える「まるあ商店」など。
「ふなっしー梨袋」も今年はデザインを一新。市内でも梨農業が盛んな二和三咲地区や木下街道沿いの法典地区などで、街道を彩った「ふなっしーのぼり」も新デザインを用意した。
ふなっしー梨箱に詰められた「船橋のなし」は、8月上旬に最初の便を出荷予定。盆を過ぎるころにピークを迎え、9月末ごろまでに多い日で1日に200~300ケースが出荷される予定。
甘みが多く、果肉の柔らかい「幸水」(5,980円)は8月初旬~中旬まで。幸水よりも大きく、酸味と甘みのバランスも優れている「豊水」が8月下旬~9月中旬まで。香り高く肉質が軟らかい、甘みの強い品種が「新高」(以上4,980円)が9月上旬~下旬まで、それぞれ販売する。
予約の受け付けは船橋のなし公式ホームページまで。同サイトでは、市内の各梨農園も紹介され、気に入った農園から直接梨を購入することもできる。ふなっしー梨箱での出荷は、梨が生育し次第の出荷になり、予約受付後の入金確認が早かったものから順次配達する。配達日の指定などには対応できない。