船橋市民文化ホール(船橋市本町2)で3月12日、第26回「夢を育む虹のコンサート」が開催された。
主催は船橋市教育委員会。毎年、「日本学校合奏コンクール」や「こども音楽コンクール」などで全国優勝や上位入賞した学校が出演する。
本年度は峰台小学校(筆曲)、薬円台南小学校(合唱)、高根東小学校(吹奏楽)、海神小学校(弦楽合奏)、八栄小学校・法田中学校(マーチング)、海神中学校(アンサンブル)、船橋中学校(管弦楽)、市立船橋高校(吹奏楽)の9校が出演した。
NHK全国学校音楽コンクールの合唱部門で銅賞を受賞した薬円台南小学校合唱部顧問の生方慶子教諭は、「個性的なメンバーでばらばらだった時期もあったが、それがだんだんまとまりエネルギーとなり、全国大会へつながったと思う」と話した。
同部長の中嶋莉菜さんは「夏休みもたくさん練習したので受賞した時はうれしかった」と喜びを話し、副部長の奈良朋香さんは「今日は会場にいる皆さんに楽しんでもらえるよう、振り付けもして頑張る」と意気込む。
こども音楽コンクールで3年連続全国優勝した、高根東小学校の岩尾琴羽さんは「自分が6年の時も全国1位を受賞することができてうれしい」、同じく大谷鈴歌さんは「初めて楽器を演奏する後輩たちと練習を一緒にして、みんなで力を合わせてがんばった」と喜びを表した。
同顧問の木内紀子教諭は「地域の方からメッセージカードや励ましの言葉をもらって、それが子どもたちのやる気につながっている」と話す。この日は5人の欠席者がいたため急きょ曲目を変更して演奏。ジャズ曲では児童たちは体を揺らしながら演奏し、会場内を楽しい雰囲気に包んだ。
後援する船橋ライオンズクラブの松崎会長は「今年で26回目だが、年々船橋の音楽のレベルが上がっていてうれしい。全国大会に出るのと同じくらい虹のコンサートに出るのは難しいのでは」と笑顔で話した。