船橋市は本年度の「ふるさと納税」の特典を新たに41品追加、計61品となり、募集開始後3週間で700件を超える申し込みがあった。
「船橋ふるさと応援寄附金事業」は2014年6月から実施しており、船橋の産品を全国にPRし地域産業の振興につなげるとともに、寄付金を通して行政サービスの拡充を目的としている。同年度は1120件、2015年度は1890件(参考件数)、本年度は開始後3週間ですでに昨年度の約40%の申し込みがあり、好調なスタートを切っている。
今回は市内の事業者から公募した産品や京葉食品コンビナートの協力により、特典の種類を増やした。「毎年梨とビールが人気。梨は農家からの直売で新鮮なので、リピーターの方もいるようだ」と政策企画課の福田さん。
寄付金は、船橋市の後期基本計画「めざすまちの姿」に基づいた6項目に「市長におまかせ」を追加した7項目から寄付者が選択する。6項目には「非常時への備えのあるまちづくり」「安心して暮らせるまちづくり」「未来へつなぐ恵み豊かなまちづくり」「笑顔があふれる子育てのまちづくり」「人が集まる元気なまちづくり」「市民に愛され、育まれるまちづくり」が設定されている。
寄付者は市外の人が圧倒的に多いため現時点では「市長におまかせ」が多く、次いで「笑顔があふれる子育てのまちづくり」の選択が多い。「今後も幅広く声を掛けて農水産課や商工振興課と協力し、都内などでもっとPRしていきたい」と政策企画課の大槻さん。