高根公団駅近くの高齢者施設「クラーチ・メディーナ船橋」に併設するクラーチ・カフェ(船橋市高根台7、TEL 047-468-8870)で7月9日、「サルサde婚活」が行われる。
同企画を主催するのは、NPO健康ペアダンス協会の副理事長・小林勝彦さん。同協会はペアで踊るダンス全般を扱っている団体で、介護予防講演や小学校でのダンス授業、企業研修によるスタッフ間のコミュニケーション構築などを手掛けている。
対象は、サルサ未経験で40歳くらいまでの独身男女。経験者ではなくあえて未経験者に絞ったのは「一緒にゼロから学ぶ過程を楽しんでほしいから」と小林さん。「学ぶ過程で人柄など多くを知ることができる。初めてのことを一緒に成し遂げることで感動が生まれる」とも。
小林さんは、10代のころに受けた事故の影響で「偽関節」という症状に悩まされ、車いす生活を余儀なくされてきた。しかし、ハンディをものともせず、さまざまなことに好奇心を持ち、成人するころにはドラマーとしてバンドで活躍するようになった。38歳の時に完治すると本格的にダンスを始めた。
「ダンスの楽しさを伝えたい」「健康維持に有益だということを知ってもらいたい」とサルサやマンボ、ソンなどのペアダンスを軸にした同協会設立に参画。敷居を下げて多くの人が気軽にダンスを始められるように力を注いできた。
協会の事業を通じて各分野に生かしてきたペアダンスを「男女の出会いに生かすことはできないだろうか」と、常々考えていた小林さん。数年前に別の仕事を通じて知り合った同カフェの灰谷さんに相談したところ、「小林さんのやるサルサの婚活だったら、絶対に地域の人たちにとって有益」と共感を得て、開催にこぎ着けた。
「男女だけにとどまらず、海外の人との接点にもダンスは有効。手と手をつなぐのが当たり前のダンスだから、相手の気持ちを分かろうとするコミュニケーションが生まれる。今回は未経験の人同士で一緒にダンスを学びながら、出会いをつかんでもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は19時~22時。参加費は、男性=6,000円、女性=4,000円。定員は男女各15人。申し込みは同協会ホームページで受け付ける。問い合わせは同協会の今井○○さん(TEL 0475-51-1493)まで。