野菜料理専門店「Bejycafe(ベジカフェ)心」(船橋市本町1、TEL 047-406-5005)が本町に移転オープンして1カ月が過ぎた。
店主の葛西学さんは仙台出身で、飲食業に関わり30年くらいになるという。東北のイタリアンレストランで働いていた時に野菜料理の反響が女性から高かったことから、なるべく地元の野菜を使った野菜専門店で勝負しようと決意。
船橋市で店を開いた知人がいたことから船橋にはよく遊びに来ていたため、商業統計なども参考にして、大きな可能性のある街であることを確信し船橋での開店を決意したという。
4年前に船橋市に転居してきたのと同時に開店。最初に開店した場所は同じ本町だったが人目につきにくい場所だったことと、ビルの2階だったためベビーカーでの出入りが大変だったことなどから、今回の場所への移転を決めた。店舗面積は13坪。4人掛けテーブル2卓にカウンター9席を用意する。
移転前まではランチのみの営業だったが、移転後は夜の営業も始めた。そのため、「移転前の店は白を基調としたインテリアで、どちらかというとメルヘンチックな印象だったが、夜の営業も始めたことから、木目を多用したシックな印象の店内にした」と葛西さん。船橋の名産・小松菜カラーの緑色は移転前の店と同様、壁や椅子などに起用している。
ランチメニューは「小松菜クリームスパゲティ」「五種のきのこのやさしいリゾット」「肉じゃないミートソーススパゲティ」(以上サラダ、前菜盛り合わせ付きで1,500円)などがある。夜メニューは「肉じゃないからあげ」「やさしいバーニャカウダ」「野菜の揚げ物盛り合わせ」など。
西船産小松菜のペーストとパウダーをブレンドし、北海道産の小麦粉、砂糖も北海道産のてんさいを使う「小松菜のシフォンケーキ」(400円)は看板メニューの一つ。アルコールもビール、ハイボール、ワインなど各種そろえ、船橋名物「小松菜ハイボール」(1,000円)は、生のグレープフルーツジュースと生の小松菜ピューレをブレンドした同店オリジナル。
「完全な菜食主義というわけではなく、野菜をおいしく召し上がっていただきたいという思いで調理している。なるべく地元の野菜を使うようにもしている」と葛西さん。「同じように作りたいという方にはレシピもお教えする」とも。
長時間の滞在を居心地よくしてもらうために、0歳児からの入店、ベビーカーの持ち込み、離乳食の持ち込み、電源使用なども可能。全席全日禁煙。
営業時間は、ランチタイム=11時~15時くらい、ディナータイム=18時~24時くらい。日曜は不定休または限定営業。