4月で市制80周年の節目を迎えた船橋市が4月1日、これを記念したさまざまな企画を1年間かけて実施すると発表した。
船橋市では、「多くの市民がそれぞれの立場で協力し合い自ら街を作り上げてきたことで今日の姿がある。これまでの発展の歴史を将来に伝えていくことで10年後、20年後においても活力ある街であり続けることができる。これを念頭に置いてさまざまな記念事業を企画している」と発表。
公募によって選出した80周年記念のロゴマークを掲げ、「あらたな船出、夢の懸け橋、ふなばし80年」のキャッチコピーで、過去、現在、未来に分けて大小さまざまな事業を計画。これまでの歴史をさまざまな形で紹介していく予定だ。
80周年の記念の日となる4月1日には、「船橋市市制施行80周年記念誌」を発行した。船橋市にゆかりのある80人にインタビューを実施。多くの思いや記憶を未来につなぐという。4月1日に船橋市北部清掃工場「メグプラ」と、併設された余熱利用施設「メグスパ」が稼働を始めた。
今月22日には、船橋アリーナに「スポーツ資料展示室・コーナー」をオープンする。寄贈された吉澤野球博物館の資料や船橋市ゆかりのアスリート、市立船橋高校、クボタスピアーズなどの資料を展示するスペースを設ける。
5月28日には、クボタスピアーズがファン感謝デーの中で船橋市をホームタウンに宣言。7月にはふなばし三番瀬海浜公園のリニューアルオープンと併せて、ふなばし三番瀬環境学習館がオープンする。8月の船橋港親水公園花火大会は、80周年記念ということで球数を増やすなど例年よりも大幅にグレードアップする予定だ。9月16日~17日には「アンデルセンプロジェクト2017」を上演。このタイミングで、船橋市の作家森沢明夫さんが船橋市をテーマにして書いた作品、「きらきら眼鏡」の映画撮影がクランクインする。
10月にはふなばしミュージックストリートに、中国・西安市、デンマーク・オーデンセ市、米国・ヘイワード市から招いた文化団が参加する。11月には「市政施行80周年記念式典」を実施。2018年に入ってからは、船橋市内の景観80選を紹介する「船橋市景観マップ」を発行。市内が音楽で彩られる2月には「千人の音楽祭」に「80周年にふさわしいゲスト」を招く予定だという。3月に向けては、市立船橋高校に第3体育館がオープン。OBによる体操模範演技なども計画されているという。