千葉商科大学(市川市国府台1)政策情報学部朽木量教授のゼミ生が制作した「ichikawaミュゼ街あるき」が6月30日に発行された。
これまで、市川の中山法華経(ほけきょう)寺周辺を紹介する「中山参道どっと混む」や国府台駅周辺を紹介する「市川細見記」の発行を通じて、市川の魅力を発信してきた同ゼミ。「ichikawaミュゼ街あるき」は2016年度の活動として、当時の2・3年生19人が中心となって制作した。
同書では博物館やギャラリーなどミュージアム帰りの寄り道情報を紹介。芸術、文学、自然、歴史の大きく4つジャンルに分け、ゼミ生が取材対象を決定し、取材から執筆、ページデザインまで全て担当した。
同ゼミ4年生の矢口美穂さんは「親子で楽しんでもらえるよう組み立てた」と話す。「子育て世代の定着率向上」という市の方針に対応するように、親子で市内散策が楽しめ、地元愛を深めるきっかけになることを念頭に編集したという。
7月7日には朽木教授とゼミ生6人が市川市役所を訪れ、「市川の魅力を若い世代に伝えるために」と同書を2000部市川市に贈呈。大久保博市長は「これだけ出来がいいものなのでぜひとも活用させていただきますね」と話した。
A4判、40ページ。3000部発行。無料。市川市立の各博物館、ギャラリーなどや千葉商科大学で無料配布する。