船橋市は子育て支援の一環として今年4月から、妊娠中~6歳の子を持つ母親とその家族向けに「妊娠・出産支援プラン」リーフレットの配布を始めた。
同リーフレットは市民の妊娠、出産、子育てに関係のある船橋保健所地域保健課と船橋市役所子育て支援部の地域子育て支援課、家庭福祉課の3課が連携して作製したもの。
地域保健課の関根真紀子さんは「船橋ならではの子育て情報を盛り込み、妊娠、出産、子育てと、切れ目のない支援を目指して作製した」と話す。
B4判カラーの両面に、妊娠中、出産後、子どもの乳児期、幼児期と時系列に役に立つ情報をコンパクトにまとめた。自分のプランを書き込むことができるため、先々どんなことが必要なのか、子どもの成長はどういうものなのかと、先を思い描くことができるのが特長。「離乳食お助け情報」のように情報量が多いものはQRコードが記載され、スマートフォンなどで手軽に確認できるようになっている。
市内の保健センター4カ所、船橋市役所、船橋駅前総合窓口センターで妊娠の届け出をした人に、母子健康手帳の交付とともに配布。折り畳むと母子健康手帳のカバーにすっぽり収まる。
配布の際には、妊娠中・育児中に気掛かりなことがあれば気軽に相談できるよう、妊婦の担当保健センターと地区担当の保健師を案内し、リーフレットにも記入する。
地域保健課の笹原頼子さんは「かわいいデザインで視覚に訴えるようにまとめ、妊婦さんに評判がいい。『マイ保健センター』『マイ保健師』と身近に感じてもらい、相談してほしい」、同課係長の高山恵子さんは「一方的に情報を受け取るだけでなく、自分のプランを立て、書き込んで、ぜひ活用してほしい」と呼び掛ける。