船橋大神宮(船橋市宮本5)で2月3日、毎年恒例となっている節分祭が行われた。
午前と午後の2回、神楽の舞と豆まきが行われた。今年は天気も良く土曜だったこともあり、10時の開始前から子どもの姿も多く300人以上の来場者でにぎわいを見せた。
松戸徹市長を先頭に、大神宮総代や招かれた年男年女の氏子たちが拝殿でおはらいを受けた。その後、神楽殿で神楽の舞が奉納され、厄よけの豆まきが行われた。
神楽の舞は、神楽殿をおはらいする「巫女舞」、神様を神楽殿に導く「猿田彦の舞」、福の神の恵比寿と大黒の「蛭子舞(ひるこまい)」、赤鬼と青鬼を山の神である鍾馗(しょうき)が退治する「山神舞(さんじんまい)」の4種類が奉納された。「蛭子舞」に出てくる恵比寿と大黒を同時に見ることができるのは1年に1回、節分祭の時だけ。
「山神舞」で鬼たちが外へ退散し、年男年女たちにより福豆や菓子、餅、おひねりなどがまかれると、子どもから高齢者までが手を上げたり袋を高く上げたりして盛り上がりを見せた。
70代の男性は「あまり豆が取れなかったので、午後の部も来る」と話し、近所に住む30代の主婦は「いつもは子どもは学校で来られないが、今年は土曜なので初めて子どもと来た。皆さんの勢いがすごいが、子どもが菓子を取れたのでよかった」と笑顔で話した。